飴は美味しい上に喉を潤すと好まれ、ロングセラーのおやつだと言えるでしょう。今ではその種類も数えきれないほど存在しています。中でも特に気温が下がるにつれて、のど飴の需要は増えていきます。

 


今日はそんなのど飴について考えてみたいと思います。

 

想像以上に添加物が多いのど飴

 

飴は種類も多いですし、実は添加物がかなり入っているものも多く存在します。スーパーに並んでいたのど飴をいくつか見てみましょう。

こちらは喉をすっきりさせるというのど飴です。

 

のど飴 原材料 1

原材料名 還元水飴、ペパーミント抽出物粉末、ハーブエキス、香料、甘味料(キシリトール、アセスルファムK)、クチナシ色素、乳化剤(大豆由来)

 

と書かれています。
もうひとつ、こちらはビタミンが摂れてノンシュガーと書かれたのど飴です。

 

のど飴 原材料 2

原材料名 還元パラチノース、還元水飴、ハーブエキス、カリンエキス、ビタミンC、香料、甘味料(アスパルテーム 、L-フェニルアラニン化合物、ステビア)、ウコン色素、ビタミンB2、ビタミンB1

 

となっています。

確かに有効であろうペパーミント抽出物粉末ハーブエキス、カリンエキスの文字はあります。しかし良い成分が入っている一方で、一括表示が出来る香料や乳化剤は気になるところです。

一括表示が出来るということは、いくつもの添加物が使われているということです。その数も内容も私たち消費者には分かりません。
(一括表示について詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと



人体と環境に悪影響を及ぼす香料

 

香料は体にも環境にも悪影響を及ぼすものはたくさんあることが知られています(安全性の分かっている香料も存在します)。

 

合成香料 環境汚染
出典 熊本大学 加工して作成

 

香料は人体にも汚染が広がっています。
飴に含まれる香りは体内に入っていき、授乳中のお母さんだったら場合は母乳にまでそれが入り込むことが分かっているのです。

 

香料 母乳
出典 熊本大学 加工して作成

 

人工甘味料の危険度は未知数

 

また甘味料には人工甘味料が使われており、この人工甘味料は特に注意を払うべきだと言う専門家もいます。

今回調べたのど飴では、甘味料としてキシリトール、アセスルファムK、アスパルテーム 、L-フェニルアラニン化合物、ステビアが使われていました。

L-フェニルアラニン化合物は、フェニルアラニンの代謝に異常のある人が
これを摂ると、体の中で代謝できないため神経障害や脳障害を起こす恐れのある甘味料です。

 

またアスパルテームも体内でアスパラギン酸とフェニルアラニンに分解され、やはりフェニルアラニン代謝異常の人には注意が必要な甘味料と言えます。

アスパルテームは開発当初から問題が指摘されている人工甘味料です。
この甘味料を摂ってすぐに頭痛や目まいが起きる人が続出しました。脳腫瘍との関係も指摘されており、白血病やリンパ腫を起こす可能性もあるという意見も聞きます。
しかしアスパルテームに発ガン性は認められず、体に入ってもそのほとんどは代謝されるので危険性はないというのが一般的な意見のようです。
(アスパルテームについて詳しくはこちらの記事へ↓
カロリー0で肥満?人工甘味料アスパルテームの危険、有害性

 

アセスルファムKも明らかな危険性が分かっている甘味料のひとつです。
病理試験で動物の死亡が確認されたり、体内で代謝されないまま環境に排出された後、その半減期は何年も要し、環境に悪影響です。
(アセスルファムKについて詳しくは関連記事へ↓
スポーツ飲料に要注意。水分補給より危険性の方が大きい?

 

選ぶなら素朴な昔ながらの飴がベスト

 

喉を潤わせたいと思ってのど飴を舐めたのに、病気のリスクがあるかもしれず、環境にも影響があるなんて残念です。
甘味料はもともとは砂糖か水飴、はちみつなどを使っていたはずです。のど飴に限らずそんな原材料の飴を選ぶ方が賢明かもしれません。

同じスーパーで同じのど飴のコーナーに、添加物の全く入っていないのど飴が売られていました。生姜のパウダーが入って、体が温まりそうです。
はちみつも喉には効きますね。

 

のど飴 原材料 3

 

中に入っている原材料は全て食材です。
添加物の入っていない飴は探せば見つかると思います。のど飴はこのようなものを選びたいですね。