日本人の食卓に欠かせない海苔。
海苔は「焼きのり」が好きな人と「味付け海苔」が好きな人のふたつに分かれるかもしれません。今回はそんな海苔の添加物について見ていきます。

 

焼きのりの原料は海藻の海苔だけというシンプルさ

 

焼きのりは大きなものなら巻き寿司に使え、その半分の半裁なら手巻き寿司にぴったりです。今流行りの「おにぎらず」は中に入れる具材は何でも良いようで、カラフルでオシャレです。

 

 

このように日本人にはなじみのある海苔ですが、焼きのりは特に旅行先の朝食にもよく登場しますね。
大体どこでもみそ汁に焼き魚が付いて、焼きのりも必ず付いてきます。
シンプルに焼きのりに醤油を付けて温かいご飯を巻いて食べるのは、醤油と海苔の香りが一番引き立つ食べ方かも知れません。

その主役の焼きのりに、まさか添加物の心配はないでしょうか。
買い置きしていた焼きのりを調べてみました。

 

原材料名 乾のり

 

と書いてあります。
原料は海藻である海苔だけでした。原産国は日本です。

海藻をよく食べる日本人ですが、ところてんなどに使う天草は輸入品も多いです。ひじき等も注意しないと中国産と書かれているものもよく見かけます。原産国はよく見て購入したいですね。
(関連記事はこちら
「国産天草100%使用」のところてんに輸入寒天粉?

焼きのりには添加物のかけらも見当たらなかったのでほっとしていますが、味付け海苔はどうでしょうか。

 

 

添加物も意外と多い

 

スーパーで見かけた味付け海苔を見てみます。温かいご飯にかけて食べるもみのりです。

 

原材料名 乾のり、しょう油、砂糖、昆布、干えび、かつお節、味醂、食塩、はちみつ、とうがらし、調味料(アミノ酸等)、甘味料(アセスルファムK)

 

となっていました。
とうがらしまでは良かったのですが、残念ながら添加物である調味料(アミノ酸等)と、甘味料としてアセスルファムKが入っていました。



調味料(アミノ酸等)

 

調味料(アミノ酸等)は一括表示が許されている添加物です。(一括表示とは複数の添加物をひとまとめに表示することです。見た目は一つの添加物でも中身は数種類入っています。)
現在は56種類の成分が調味料(アミノ酸等)として認められており、一括表示ですからそのうちいくつ入れても、表示は「調味料(アミノ酸等)」だけで済みます。

かつての化学調味料が調味料(アミノ酸等)と名前が変わり、数多くの添加物を入れることで味に変化が生まれるようになりました。単純な旨味より複雑な旨味の方が消費者に好まれるため、現在は添加物の数は増える傾向にあるようです。

動物実験はされているものの添加物は人体での実験は行われておらず、たくさんの成分が胃や腸の中で混ざり合った時の化学反応はまだまだ未知数と言えます。

 


出典 食品・化粧品危険度チェックブック

 

そういった意味でも、一括表示である添加物は中に何と言う添加物がどれだけ使われているか分からない部分が心配なところです。

 

合成甘味料アセスルファムK(カリウム)

 

甘味料として入っている添加物は合成甘味料のアセスルファムKです。

アセスルファムKは自然界には存在しない物質です。体の中に入れば異物として認識され、臓器や組織の機能を乱す可能性が否定できません。

 

アセスルファムKの問題点

 

アセスルファムK(アセスルファムカリウム)は砂糖の200倍もの甘さを持っています。

その安全性を確かめるため様々な動物実験が行われましたが、報告ではマウスによる実験で雄はアセスルファムKを10.000㎎/㎏与えた場合は全て死亡したそうです。
マウスの雌では、5.000㎎/㎏で24時間以内に死亡例が確認されました。死亡に至るまでに運動能力が低下したり痙攣が起きたり、小腸の壁が赤くなったりしたと記されています。

 

アセスルファムK (1)
出典 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 加工して作成

 

発ガン性や繁殖試験、催奇形性試験、抗原性試験、変異原性試験、一般薬理試験なども行われています。病理試験では死亡例も出ています。

 

アセスルファムK (2)
出典 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 加工して作成

 

こうして最終的に一日の摂取量が決められ、人の場合15mg/㎏とされました。

安全性を確かめるための毒性実験ですが、たくさん使うと死亡することが分かったから、少ない量にしておこうという判断のようにも見えます。
最後の使用基準をみてもはっきりと安全性を断定はしておらず、これぐらいが適当だろうとしているのです。

さらには排出された後のアセスルファムKは、下水処理されにくい物質であると分かってきています。
処理されなければそのまま川や湖や海に流れ込みます。
つまり人工甘味料をとることは水質汚染の原因となり、長く汚染され続ける可能性が高いということです。

 

このような甘味料は絶対に必要なものなのでしょうか。砂糖とハチミツも使われているのに、わざわざ入れてあるのはコストダウンのためかもしれません。

 

食品だけで作られている美味しい味付け海苔

 

味付け海苔は昔は合成甘味料などは使われていませんでした。
今でも食材だけで作られている味付け海苔は多く売られています。
例えば今回訪れたスーパーでは、おにぎり用の味付け海苔がありました。

 

 

成分表示には食材ばかりの調味料が書かれています。

 

 

健康に不安のない味付け海苔はいくつもありますから、ご自分の気に入ったものが見つかると良いですね。