和食の朝ごはんの定番、納豆は好きですか?

納豆

納豆はヘルシーな感じがしますね。しかし、実は落とし穴があります。健康そうに見えて実は問題を抱えている食品なのです。

とは言え、納豆が健康的な食材と言われるにはやはり理由があります。
まずは栄養を調べてみましょう。

納豆の効能はかなりの高レベル

納豆はカロリーは低いのに、蛋白質カルシウム、鉄分ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC…と、体に必要な栄誉素が多く含まれています。
納豆のナットウキナーゼという酵素は血液をサラサラにすることが分かっており、脳梗塞や老人性痴ほう症など血栓疾患の予防に繋がるとされています。

また、納豆は骨粗鬆症の予防にもなります。
実はカルシウムだけでは骨にはならず、骨粗鬆症の予防にはカルシウムと、カルシウムを骨に結合させるγ一カルボキシグルタミン酸という物質が不可欠です。
このγ一カルボキシグルタミン酸を体内で作るためにはビタミンK2が必要で、このビタミンK2は納豆菌によって作られます。γ一カルボキシグルタミン酸は全ての食品の中で納豆が一番多いのだそうです。

その他にも

  • 血圧を下げる効果がある
  • 整調作用がある
  • 大豆の栄養を促進する
  • 動脈硬化を抑制する

など、とても体に良いこと尽くしです。



輸入大豆が多い納豆の成分

毎日でも摂りたい納豆ですが、添加物のない安心できる納豆はどこでも簡単に手に入るものなのでしょうか。
近くのお店で見てみました。

納豆 原材料

こちらの商品は、納豆の原材料の大豆が国産ではありませんでした。

原材料名 大豆(アメリカまたはカナダ)(遺伝子組換えではない)、納豆菌
●たれ しょうゆ、果糖ぶどう糖液糖、食塩、醸造酢、かつお節エキス、昆布エキス、調味料(アミノ酸等)、アルコール、ビタミンB1
●からし からし、食塩、酸味料、アルコール、着色料(ウコン)、増粘多糖類、ビタミンC

大豆がアメリカ産やカナダ産であっても遺伝子組換えではないと書かれているので、この表示に間違いはないものと思います。ただしポストハーベストは表示されませんから収穫後に農薬がかかっている可能性はあります。

またJAS法では原材料に使われる大豆は、原材料のうちの5%までは遺伝子組換えの大豆を入れても「遺伝子組換えでない」と表示できる法律になっていますから、100%遺伝子組換えでないかどうかはメーカーに訊かないと正確には分かりません。

JAS法 遺伝子組換え
出典 農林水産省 加工して作成

たれの添加物

原材料の大豆以外にとても気になったのは別添えのたれとからしです。

醤油の次に表示されている果糖ぶどう糖液糖は異性化糖と言われるもので、トウモロコシやジャガイモなどのでん粉から作られる砂糖より甘みの強いシロップです。

これは遺伝子組換えのトウモロコシから作る場合が多い添加物です。化学的に無理に甘みを作り出した添加物なんですね。
健康的な甘味料なのかは不安なところです。子供の糖尿病増加などにも関係があるのではないかと言われています。
(果糖ぶどう糖液糖について詳しくはこちらの記事へ↓
ガムシロップは砂糖じゃない。糖尿病になる日が早まる甘味料

調味料(アミノ酸等)一括表示と言うもので、56種類もの添加物の中からいくつか組み合わせてできてます。
表示を一括してひとくくりに「調味料(アミノ酸等)」としていますが、その中にいくつの物質を入れているかは企業や商品によって異なります。成分によっては毒性が高いものから低いものまで様々ですから、何が使われているか分からないだけに怖い気がします。

アルコールビタミンB1は保存が効くように入れられているものと思われます。
以前ソースの事でメーカーに問い合わせした時にビタミンB1は保存料の補助的な効果と言ってました。

ソース 回答

たれにはけっこう多くの添加物が使われていることがわかりました。

からしの添加物

別添えのからしにも添加物はありました。からしと食塩以外は全て添加物です。
以前調べたチューブのからしのことを考えると、かなりの混ぜ物と添加物なのかもしれません。

このからしに書かれている酸味料は先ほどの調味料(アミノ酸等)と同じく一括表示です。
複数の添加物をひとまとめに「酸味料」と表示しているので、少なくともこの中には2つ以上の成分が入っている事になります。

着色料(ウコン)はご存知のように生姜に似た感じの植物の根です。黄色い色をしていてカレーのルーにも入っていますね。
ウコン自体は天然で全く問題がない植物ですが、着色料(ウコン)になると話は変わってきます。着色料にする為の抽出方法が問題なのです。

抽出にはヘキサンアセトンなどの有機溶剤、エチルアルコール、プロピレングリコールなどを使います。
エチルアルコールはアルコールアレルギーの人には注意が必要だとか、プロピレングリコールはアレルゲンであるとか、他の科学成分の吸収を促すといった懸念があります。研究段階でまだ何とも言えない部分もあるようですが、リスクは避けたいところです。
抽出した後に完全にこれらの物質が除去されていると良いのですが…

抽出に使う物質だけでなくウコンそのものも、単品でたくさん摂ることは胆道閉塞や胆石を患っている人には禁忌とされ、注意が必要です。
ウコン (1)
出典 厚生労働省

ウコン (2)
出典 厚生労働省

たれ・からしが安全ならほぼ完全な健康食品

毎日でも食べたい健康に良さそうな納豆です。
せっかく良いものなのに、別添えのたれとからしに添加物が多くては台無しですね。

そこで私は、健康に害のない安全なお醤油と、同じく病気のリスクのない安全なからしを混ぜて食べてます。主人がこの醤油は香りが良いといつも言ってくれるので、余計に気に入ってます^^

特色豊かな地醤油

向井の手づくり香辛料 洋からし

 

せっかくいただく健康食です。
健康を損なう恐れのある添加物まみれのたれは使わず、たれにまでこだわってみてはいかがでしょうか?