毎日食べたり飲んだりする食材は安心できるものが良いですね!
それでもやはり完璧に安全にするには限界もありますし、完璧を目指しすぎて神経的に参るのもどうかと思います。でもそんな悩みも楽しい毎日です。
今回はそんな私が普段からしている、農薬や添加物を消す簡単な方法をご紹介しようと思います。
曲がった本来のきゅうりに感動
料理の前にまずは食材の調達からですよね。野菜はなるべく農薬の少なそうなものを選びます。(あればですが…)
この前見かけて買った、この曲がったきゅうり。これだけで私は感動してしまいました。
これはきっと農薬の少ないきゅうりだと思ったのです。
掲げてあるポップを見てみるとやはりそうでした。
有機肥料で農薬も最低限だそうです。まっすぐのきゅうりは自然ではなく、曲がるのが普通です。こういう野菜を選ぶだけでだいぶ農薬を避けることができますね。
私たち消費者が「まっすぐで大きさの揃ったものが欲しい」と求める結果、そのニーズに応えるべく必要以上に農薬が使われてしまう という事も実際にはあるようです。私たちも考え方を変える必要があるのかも知れません。
とにかく、こんなきゅうりばかりが店頭に並んでいるわけではありません。
農薬や添加物を減らし、安全で美味しいご飯を作る方法をさっそく見ていきましょう。
野菜は水洗いとゆでこぼしと漬物で農薬除去
まずは基本ですが、農薬は洗うとかなり少なくなります。
それでも、手についた農薬は皮膚から吸収されるので、ゴムの手袋をして洗うと安心です。
(皮膚を通して何らかの成分が体内に浸透してくることを経皮吸収と言います。湿布やニコチンパッチなどとして、医療現場でも活用されている性質です。詳しくはこちらの記事へ↓
経皮吸収ってなに?日用品や化粧品が肌から浸透してるの!?)
洗った野菜は、ゆでこぼすと更に農薬が減ります。ゆで汁に溶け出すからです。
例えばほうれん草ならお浸しなんて良いですね。
かつお節かけすぎましたね…(笑)
漬物にするのも良い方法です。
野菜の農薬が漬けている間に糠の中に染み出ます。
きゅうりとか茄子とか大根、糠漬け・粕漬け・味噌漬け等は酵素が摂れる上に、農薬がかなり少なくなるのでおススメです。
お湯につけて農薬除去
緑茶は農薬がかかったものが物が大半です。
勿体ないようですが、最初に熱湯をかけて、それは飲まずに捨てます。
農薬は熱湯に溶け出すので、かなりの農薬を防ぐことが出来ます。
(お茶について関連記事はこちら↓
ペットボトルのお茶の栄養は化学物質由来?本当に健康的と言えるのか)
加工食品で言うと、たらこ、明太子は亜硝酸ナトリウムなどの添加物が気になりますね。
こちらは切らずに、40度ぐらいでしょうか、人肌にしたお湯に1分から2分程浸けておきます。
お湯の中にかなりの添加物が溶けだします。当然ながら保存料も溶け出すので早めに食べて下さい。
(たらこの添加物について詳しくはこちらの記事へ↓
【人間の致死量2g】無着色無添加のタラコに劇薬?)
ハムやウインナーも同様にお湯につけると添加物が減らせますよ。
(ハムについて詳しくはこちらの記事へ↓
カサ増しに添加物…特売ハムの中身は肉だけじゃない?)
照り焼きはつけ汁を捨てて重金属を除去
出世魚等の大きな魚、ハマチやブリ等のてり焼きをする場合には、最初に味を染み込ませていたつけ汁を捨てます。
早く成長する鯵や鰯などは、海洋汚染の影響は少ないと言われています。
でも年月をかけて大きくなる魚は小魚を食べて大きくなり、海洋汚染が濃縮されて溜っています。
海洋汚染とは水銀などの重金属の事ですね。その重金属がつけ汁に溶けて出てきます。そのつけ汁が勿体ないからと使うと、重金属も一緒に摂ってしまいます。
焼く時に刷毛で付けたり焼いた後に魚にかける分の調味料は、新たに作ってください。
塩をもみ込み有害成分を除去
鶏レバーなどを甘辛く煮つける時は、最初に適当な大きさに切った鶏レバーを塩でよく揉み、10分程度置いておきます。
塩を使う事で、水分と一緒に有害なものが染み出てきます。
そしてさっと水で濯いだら、一回は熱湯に入れて茹で、臭みと一緒に有害成分を再度除去します。その後調理して下さい。
どれも簡単にできて、かなり有害成分が減らせる方法です。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
更に注意が必要なのは日用品
農薬や添加物は気になるところですが、口から入ったものは肝臓や腎臓で解毒することができるため、一週間で99%は体外に出ると言われています。
排出しにくくて困るのは日用品やメイク用品などの中に入っている有害成分です。
皮膚を通して体の中に経皮吸収されるものは一週間経ってもその10%しか出ていかないと言われています。
出典 「合成洗剤は細胞を破壊する」 坂下 栄
食べ物も気をつけたいですが、このパーセンテージを見ると日用品にはもっと注意を払うべきだと分かります。日用品にも十分気をつけて下さい。
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