ご飯のお供で時々食べたいものに、なめたけ茶漬けがあります。えのきたけ等のキノコは体にも良さそうです。
今までは成分表示を確かめもせずに買っていました。
今回は改めて、中身がどんなものなのか検証してみようと思います。
市販の安全安心なめたけ茶漬け
よくスーパーで見かけるメーカーのなめたけ茶漬け。こちらは180g入っており、希望小売価格380円の品物です。少々良いお値段でしょうか?
固形分が90%もあり、産地が長野県で「化学調味料、保存料、食品添加物を一切使用していない」と書かれています。嬉しいですね^^
確かに中身は食材だけのようです。これなら安心できる商品ですね。
価格が下がるごとに増えていく添加物
しかし、ここと同じメーカーでも、商品はいくつもの種類があります。
「これには」化学調味料、保存料、食品添加物を一切使用していない。…と言うからには、反対に化学調味料、保存料、食品添加物が入っているものもあるのでしょうか。
同じメーカーの固形分は60%で、120g入りの希望小売価格160円の物を見てみます。
いきなり中に入っている材料の数が多くなりました。
寒天から後の、調味料(アミノ酸等)、クエン酸、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC)は添加物です。
ひとつずつチェックしてみましょう。
調味料(アミノ酸等)
調味料(アミノ酸等)は複数の添加物をひとまとめに表示することができる一括表示が許されているので、この中にはふたつ以上の添加物が入っている事になります。
調味料(アミノ酸等)に含めても良いとされる物質は、分かっているだけでも現在56種類あります。
出典 消費者庁 加工して作成
かなり多いと思いませんか?
この中から、いくつ組み合わせているのかは分からないのです。
その中のどれとどれを使っているかは、問い合わせても企業ノウハウと言って教えてもらえないことが多いです。(過去にそういったことを問い合わせたところ、回答を断られた経験が何度かあります)
その56種類の中でも、危険度は高いものから低いものまで様々ですが、DL-アラニンやグリシンのような急性毒性の高いものを混ぜて入れられていたら、かなり怖い事になりますね。
(一括表示について詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと)
酸化防止剤(ビタミンC)
原材料が60%と少なくなって、その分水分量が増えたからなのか、酸化防止剤(ビタミンC)は使われています。
値段から考えても酸化防止剤(ビタミンC)の中身は天然のビタミンCではなく、ビタミンCによく似た石油由来のアスコルビン酸か、価格の安い糖から化学的に作ったビタミンCのどちらかなのは間違いありません。天然由来ならこんな低価格は実現不可能なのです。
今はトウモロコシから作る合成のビタミンCが多いようです。
天然由来ではないビタミンCだけが悪者という訳ではありませんが、同じメーカーでなめたけ茶漬けを比べてみたら、値段の高い方は化学調味料、保存料、食品添加物が一切入っておらず、値段が下がるごとに化学調味料、保存料、食品添加物が増えていく事は見て取れます。
たとえば保存料を入れなければ保存できないから、入れざるを得ない訳です。
しかし添加物を入れる方が日持ちするかもしれませんが、添加物を入れなくても美味しいなめたけ茶漬けは作ることができます。
煮物の本来のあり方を考えたら、一度調理したものを1週間も2週間も腐らせず保存させる方が変だと思うのです。
便利になる分添加物も多くなり、体内に入った添加物はその量が多いほど将来の病気のリスクのひとつになるかもしれないのです。
大量生産・低価格の物には添加物が必須
なめたけ茶漬けに限らず適正価格より値段を下げて大量生産、大量販売を考えると、添加物が増えてしまう結果になります。
なめたけ茶漬けの希望小売価格380円が高いか安いかは、その人の考え方かもしれません。しかし、安全性がはっきりしていないものを摂ることに危険が伴うのは事実です。
食品添加物はまだ人体実験の最中だとする見方も出ています。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
食品添加物が入っていないなめたけ茶漬けがあるのなら、私はそちらを選びたいと思います。
超簡単!なめたけ茶漬けレシピ
実はなめたけ茶漬けは、自分で簡単にすぐ作れます。インターネットで色々と簡単レシピが紹介されています。
うちのレシピはちょっと甘い方かもしれませんが、ご紹介しておきますね。
材料
えのきたけ普通サイズの物
みりん 25ml
料理酒 25ml
醤油 25ml
砂糖 大匙1
作り方
調味料すべてを鍋に入れ、沸騰したら、カットしたえのきを入れて蓋をする。
じきにえのきたけがしんなりするので、火を止める。
どうでしょう。簡単ですよね。
料理酒を入れずに砂糖を多くして、水分の少ないなめたけ茶漬けにも出来ます。
簡単で添加物は0のなめたけ茶漬けなので、一度試しに作ってみてはいかがでしょうか。