前回息子の闘病記録を書かせていただきました。
息子は大食漢で脂っこいものも大好き、そして野菜嫌いでしたから、虫垂炎になったのは当然だった気もます。脂っこい料理ばかりでは消化吸収する腸に負担が掛かりすぎるからです。
虫垂炎と診断されて、仮に「散らす」方法をとっても、10~20%は再発すると言われています。食事のあり方を変えなければ再発組だったでしょう。
(詳しくはこちらの記事へ↓
虫垂炎の時の食事、対処についてー息子の闘病記録

同じ兄妹でありながら、娘は赤ちゃんの頃から小食です。
野菜が大好き、お肉はちょっと苦手、魚が好き。息子とは全く正反対です。

なのに大学に入って半年も経過した頃、突然お腹が痛いと言いだしました。

 

娘の虫垂炎

 

大学生になって娘の生活は一変しました。
それまで(信者ではありませんが)カトリック系の女子高で、規律を守る真面目な生活を強いられていた娘は、大学に入るとすっかり羽を伸ばしてしまいました。

学校だサークル活動だと言っては、毎晩最終電車で帰宅するようになりました。自宅でご飯を食べることが殆どなくなり、お弁当も持って行きません。外でどんな食事をしているのかは想像がつきますね。

食事と不規則な生活がたたったのか、やはり月曜日に内科を訪ねることになりました。(ヨーロッパでは土日にご馳走を食べてお腹を壊し、月曜に病院に行くと言われています)

視察台に寝てお腹を触診されると痛み、立って軽くジャンプしても、やはり右下腹部に痛みがあります。
食欲不振と微熱もあって、もう疑うことのないぐらいの典型的な虫垂炎でした。

 

自宅での療養食養

 

発汗療法でまずは排毒

念のための血液検査にと採血し、しばらく自宅療養するように言われ、検査の結果次第ですぐに外科を紹介しますという事で自宅に戻りました。

娘は兄のことを覚えており、自分も治してほしいと言います。
これはチャンスとばかりに、「人の体はご飯で出来ているのだから、食べ物の質はとても大事。ファーストフード、コンビニ弁当ばかりだと、体の質が下がって病気になることもあるんだよ」と色々な話をすることが出来ました。

 

しかし娘は本当に小食で、少ない量しか食べられません。
娘の場合は特に小食ですから、「食養」だけでは回復は難しいと考えました。

虫垂炎は炎症です。つまり体が熱を持っているのです。
熱を持った体を冷やす良い食材を食べることで落ち着く場合がありますが、小食の娘が少しくらいそのような食材を食べたところで、食べ物の力だけでは足りないと思ったのです。

そこで体の一番大きな臓器と言われる「皮膚」から、経皮排毒することで体質を変えるという発汗療法を最初に一度だけ行いました。

息子の時にもお世話になった長谷部式健康会の排毒方法です。その人のその時の体質・状態から、自宅治療の方法をピンポイントで教えて頂けるので、やはり今回も効果はすぐに現れました。

詳しくはこちら→長谷部式健康会



食養 実際の娘の食事具体例

その後は息子の時と同様に食事を改めました。

炎症を抑えるため、体を冷やす食べ物を中心に食べます。それもよく噛み、腹六分目ぐらいにします。水分も多めに飲みます。

そして今回はプロバイオティクスのサプリメントの力も借りました。
女の子にありがちな便秘症も持っていましたので、これも虫垂炎の原因のひとつに違いないと考えたのです。腸内の環境を整えなければなりません。

食事の方法は具体的には下記の表にある、中心から左側の食材を使って献立をたてます。長谷部式健康会の資料です。(画像クリックで大きくなります)

 

陰陽表写真
出典 排毒健康法のすすめ-長谷部式健康会-

 

今の栄養学では「炭水化物が、タンパク質が、脂質が…」などの話になり、とかく何でもカロリーで決められがちです。
食養はそれとは異なり、食べ物の性質・持っている力を生かすものです。カロリー計算など必要ありません。そして昔から自然と伝わっている食べ物の力を使います。

息子の時と同様、主に土の上に出来る野菜を中心にメニューを決めました。土の中の野菜ではジャガイモも体を冷やすので使えます。他に使うべき食材はキノコ類、海藻類、豆腐納豆です。

表の左側にある食材ほど体を冷やす性質がありますが、カレー粉胡椒のような刺激物は避けました。

食事はあくまで薄味で油分の少ないものにし、肉類、魚介類、卵、油脂は基本的に禁止しました。食べても良いタンパク質はせいぜい白身の魚ぐらいです。(それも少量です)そして豆腐はどんどん食べさせました。
ご飯の全体量もいつもより少なく腹六分目ほどにしますが、よく咀嚼するのでいずれにしてもそんなにたくさんは食べられなかったと思います。

このような時、菜っ葉類の煮物、和え物、酢の物、冷ややっこ、少量のフルーツ等がおすすめメニューです。
サラダは生で大いに摂ってほしいものですが、マヨネーズをかけたりドレッシングをかけすぎたりしてはいけません。油分が負担となってしまいます。

 

傷み・熱を取る即効力ある豆腐パスタ―

 

このような食事にしても腹部に炎症を感じて痛むときは、豆腐パスターで患部の熱を取って下さい。豆腐をすりつぶして水気を切ったものが豆腐パスターです。ガーゼなどに包んで湿布のように使います。

こんな時に豆腐パスターは、体の中の炎症のある部分から熱を取り痛みが消えていくので、知っていると重宝します。豆腐の熱を取る力はすごいもので、炎症が酷ければすぐに豆腐は熱くなり、短時間で腐っていきます。その都度新しい豆腐パスタ―を使います。

娘の時には最初この豆腐パスターも行いました。娘の場合はこのような補助的なことも必要だと思ったからです。

 

娘の虫垂炎のその後

 

月曜日に虫垂炎と診断され、血液検査の結果を聞くのは診療所の定休日を挟んだために金曜日となりました。

血液検査の結果は私だけで聞きに行きました。
娘はかなり回復し、学校に行ってしまったからです。

当時の血液検査の表が出てきました。

 

虫垂炎 血液検査結果

 

診療所では血液検査結果(ピンクのマーカーのところ)で見ても、間違いなく虫垂炎だと言われました。虫垂炎では多くは白血球数が10000を超えるのだそうです。

 

「今日は肝心の娘さんは?」と聞かれたので
「走るとお腹がまだ痛いそうですが、歩く程度はもう痛くないので今日は学校に行っています」と答えました。
すると主治医に「えーっ!?」とびっくりされて、「今度はちゃんと娘さんを連れて来てください」と言われました。

が、もうそれから診療所には行っていません。(先生ごめんなさい…)

 

その後、食事に気をつけて不摂生を正したところ、腹痛は全くなくなりました。

大食いの息子は食べすぎも負担になって虫垂炎になりましたが、小食の娘の場合、栄養バランスのよくない脂っこい食事が続いたこと、そして規則正しかった生活が一気に乱れたことで体の負担となり、病気に繋がったようです。

娘はその後も、たまに不摂生が過ぎると少しお腹が痛い気がすると言う事があります。
これは「無理をし過ぎていますよ」と体が教えてくれているのだろうと思います。そんな時は無理は控え、自分は体に何かいけないことをしているのではないかと反省しているようです。

 

最近ムリしすぎかも

 

手術は難しい選択ではありません。

手術すればもう二度と虫垂炎にはならない訳ですが、一つぐらいは「最近ちょっと無理してるよ」と警告してくれる体の部分があるのも良いかも知れません。自分の生活を振り返るためにも。そのように私は受け止めています。

また、これまで必要でない臓器と思われていた虫垂は、研究によって体に重要な役割を持つ臓器であることが分かってきています。手術で切除せずに済んで本当に良かったと思います。

虫垂炎は放っておくと盲腸炎になったり腹膜炎になったりすることもありますから、お腹が痛い時は先ずは病院で診てもらってください。食養はあくまで自宅療養の時に試されるものでしょう。
詳しくは息子も娘もお世話になった長谷部式健康会など、専門知識のある人を訪ねることをお勧めします。