都会で困る害虫と言えば、蚊、ハエ、ゴキブリがまず頭に浮かびます。
ゴキブリは特に一匹いればその30倍居るとも言いますね。

戸建てに住んでいる場合、シロアリ駆除をして5年ほどはゴキブリも出てきません。それほどシロアリ駆除の薬剤は強力です。それでもゴキブリは徐々に出没してくるんですよね。
そこで薬品名も分からずにゴキブリの燻蒸剤を年に一度は使っていました。強い薬剤なのだろうと思いながらも、ゴキブリを退治したい一心です。

 

 

実際はどれほど強力な薬剤なのでしょうか。詳しく見てみようと思います。

 

農薬が主成分のゴキブリ燻蒸剤

 

どのドラッグストアにも、必ずと言えるほど揃えられているゴキブリ用の燻煙剤です。成分表示を見てみます。

 

有効成分:メトキサジアゾン 6%
     ぺルメトリン   8%

 

有効成分と書かれていますが、ゴキブリを退治するわけなので殺虫成分であることに変わりはなく、農薬としても使われることがあります。

メトキサジアゾンは昆虫を殺す力の強い成分です。特に近年殺虫剤に抵抗性を持ったゴキブリには効果が高いとされています。

 

発ガン性と外因性内分泌かく乱物質の疑い

 

ぺルメトリンピレスロイド系の殺虫剤です。アメリカにおいて動物実験で発ガン性が確認されてから、危険度の高い農薬として扱われています。日本では外因性内分泌かく乱物質の疑いがあると言われている65種類の物質(群)のうちのひとつです。

燻蒸剤のことを調べたデータがあります。燻蒸剤を使った時の被害がまず目につきますが、皮膚障害に中毒や呼吸障害も起きています。

 


出典 独立行政法人 国民生活センター



室内に残る薬剤

 

燻蒸の後の室内の残存性についてです。

窓を開けて換気を行えばそれで良いと思われがちですが、部屋のあちこちに薬剤は残ります。時間が経過しても、殺虫成分のメトキサジアゾンもぺルメトリンも残っているのです。

 


出典 独立行政法人 国民生活センター

 

床に壁紙にカーテンにと残っていきますが、薬剤は基本的に「虫を殺せる」ものだということ、また外因性内分泌かく乱物質の疑いもあるということを忘れない方が良いと思います。
それに触れたら、特に小さなお子さんや室内で飼っている猫や犬にも影響が出ないとは言い切れないでしょう。

上記のデータの殺虫成分はメトキサジアゾン3% ぺルメトリン4%の時のものです。今回見た燻煙剤はメトキサジアゾン6%、ぺルメトリン8%でした。この半分の量でも部屋に残っているのですね。

 

他の燻蒸剤にも同じことが言えるのではないでしょうか。
今後製品開発が進み、残存性0のものが出る可能性もありますが、逆に薬剤の内容を強いものに変えることも考えられます。

ゴキブリは嫌な害虫ではありますが、発ガン性の指摘されている薬剤や外因性内分泌かく乱物質の疑いのある薬剤は考え物です。まずはゴキブリが寄ってこないように食べ物を外に出しておかない、ゴミはこまめに捨てるなどの対策から始めてはいかがでしょうか。