家庭用殺虫剤について改めて考えてみたいと思います。

最初に出てきた家庭用殺虫剤は、自分で薬剤を入れるタイプの手押しの噴霧器だったそうです。その後に軽くプッシュするだけで虫を簡単に殺せるものが出た時は、きっととても便利だったことでしょう。

今でも多くの家庭に1本は常備されている家庭用殺虫剤。今回は改めてその成分を見てみます。

 

家庭用殺虫剤の主成分はピレスロイド系

 

家庭用殺虫剤はホームセンターに並べられていました。
名前の通ったメーカーの物を見てみます。

 

 

ハエ、蚊、ゴキブリ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、イエダニ、マダニに効果があると書かれています。トコジラミ(ナンキンムシ)、イエダニは実際に見たことはありませんが、効果のある虫が多いのは虫が苦手な方は嬉しいですね。

 

有効成分 ピレスロイド(d-T80-フタルスリン:0.375W/v%、d-T80-レスメトリン:0.050W/v%)

 

と書かれています。防虫剤や殺虫剤でよく見られるピレスロイド系の殺虫成分ですね。
W/v%何のことなのか分からなかったのでメーカーに問い合わせたところ、

 

「W/v%はウエイト ボリューム パーセントのことで、100㎎中にどれだけの量が入っているかを示すものです。フタルスリンの場合100㎎あたりに0.375g入っていることになります。
これはこの量を入れていますと厚生労働省に申請をして表示しているものです。」

 

ということでした。申請して許可を受けているから100%安全だというわけではない場合も多く見受けられますが、こちらの製品はどうなのでしょうか。

もう一つのメーカーの同様の製品を見てみましょう。
ハエ、蚊、ゴキブリ、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、イエダニ、マダニに効果があると書かれています。

 

 

有効成分の成分名は違っても、1つめと同じようにピレスロイド系でした。

 

有効成分  d-T80-フタルスリン0.465W/v%、フェノトリン:0.17W/v%(ピレスロイド系)

 

ピレスロイド系はフタルスリン、レスメトリン、フェノトリン、エムペントリンなど15種類ほどの種類があり、殺虫効果のある虫の種類や毒性も違ってきます。そのためピレスロイド系の家庭用殺虫剤は非常に多くの種類があります。



ピレスロイド系殺虫剤の中毒について

 

私達哺乳類にはピレスロイド系の薬剤が体に吸収されたとしても、早く体外に排出されるため低毒性であると言われています。言い方を変えれば哺乳動物でもいったんは吸収されるということです。
薬剤の作用としては中枢神経刺激作用と痙攣誘発作用があるとされています。

低毒性としながらも人が気管に誤嚥すれば、化学性肺炎を発症の可能性があります。
大量摂取では嘔気、嘔吐、下痢、口唇・舌のしびれ間、めまい、顔面蒼白、痙攣が起こり、大量に吸入すればくしゃみ、鼻炎、咳 、悪心、頭痛、耳なり、昏睡が起こります。

過敏症の人ならもっと重症です。皮膚炎だけでなくアナフィラキシーショックになることもあるということです。

 

メーカーのHPの注意喚起

 

家庭用の殺虫剤メーカーのホームページを見ても、殺虫剤を使う時は鈴虫やカブトムシなど家で飼っている虫は外に出すこと、熱帯魚などの水槽にはあらかじめビニール等で覆いをしておく等の注意書きも見られます。
人には低毒性とされていますが、立派な殺虫剤に間違いありません。

問い合わせる際の電話番号を調べると日本中毒情報センターの電話番号が併せて載せれれているところを見れば、どれほど危険性のあるものかうかがい知れます。

殺虫剤は小さな子供や家の中で飼っているペットにとって、体が小さいだけにその影響は大きく出る可能性があります。一度や二度使ったからと言ってすぐには体に変化が起きなくても、使い続けることで薬剤のアレルギーになることも心配されています。

 

 

家庭用殺虫剤と言っても基本的には殺虫成分であり、大なり小なり毒性があることは変わりありません。

人間にとってハエ、蚊、ゴキブリは害虫ではありますが、むやみに殺虫剤を使いすぎる前に、まずは害虫が発生しないよう衛生面を考えることから始めてはどうでしょうか。

私の必殺ゴキブリ退治はこちらです。ご参考になれば幸いです。
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