最近こんなお問い合わせを頂きました。
コンビニのおにぎりに添加物が入っていて、体に良くないとは言い過ぎではないか。気にしすぎるとかえって神経質になり、病気になるのではないかとのご指摘でした。
(画像クリックでご指摘いただいた記事に飛びます)

 

コンビニおにぎり

 

子供にそんな教育をして弱い子供になるのではないか、子供が可哀想だとご心配まで頂きました。

確かに変にこだわりすぎて神経質になるのは、精神的にも良くないと思います。

実際私自身も私の家族も、全く無農薬で添加物のないものだけを食べているのではありません。忙しい時には店屋物を取ったり出来合いのお惣菜も買いますし、外食は楽しみのひとつです^^

 

外食

 

でも選べる時は、できるだけリスクの少ないものを選ぶようにしてきました。
添加物の事、有害化学物質の事をなるべく調べてきましたが、全部が全部避けられるものでもないですし、私にできる範囲で、できるだけリスク回避してきたという事なのです。



 

私の体験談。妊娠中からのリスク回避

 

子供がお腹に宿った時は、当時の私の知る限りのリスク回避をしました。
実は主人をはじめ、親戚の多くがアトピーの家系だったのです。

 

アトピー

 

栄養学や東洋医学の考え方、体の構造の事など、勉強してきて良かったと思いました。お蔭様で子供はアトピーもなく生まれてきてくれました。

子育てで化学調味料は使った事はありません。
出汁は全てかつおや昆布です。
白砂糖はほとんど使いません。
出来るだけインスタント、レトルト食品、冷凍食品は避けました。
日用品もできるだけ安全な物を選びました。
特に歯磨き粉は泡の立たないものを選び、シャンプーも海藻から出来ているものを使っていました。

他にも知っている事は、わが子の為と思って実践しました。

 

正常な体だから正常に働く「危険察知能力」…嘔吐や下痢の反応

 

そんな子育ての結果、例えば添加物の多いとされるコンビニおにぎりを、3回連続で食べると息子はお腹の調子が悪くなります。
高校生の部活の合宿の時に、コンビニおにぎりを続けて食べて「もう懲りた」と言っていました。

人間は腐った食べ物なら、すぐに鼻で分かるようになっています。
そして腐ったり菌が入ったものを食べれば、吐くか下すかのどちらかの反応が起きます。
これは人間の防御反応です。

 

腹痛・下痢・嘔吐などの症状は防御反応

 

この反応がなければ、腐敗した食材や有害な菌がやすやすと体に入り込み、病気になるなど大きなリスクを背負うことになります。

嘔吐や下痢の反応は、体に入ってきたものに対して体が正しいジャッジをしたのだと言えます。

先ほどの息子の話に戻りますが、コンビニのおにぎりは腐っているわけではありません。でもそれを続けて食べた時、含まれている有害な成分に対し、「これは食べると良くないよ」としっかり反応してくれる体に育ってくれたのだと思います。

 

正常な危険察知能力が衰えると、人間はどうなってしまうのか?

 

仮に子供の頃から簡単にすぐ食べられるファーストフードや、レトルト食品、加工食品、農薬のかかった野菜など、栄養価の面でも問題があり、添加物の宝庫のような食材ばかり食べていると、この防御反応は次第に薄れていきます。

体が反応に鈍くなり、たとえば本来はもっと体力に満ち、集中力もあり、元気なはずなのに、慢性疲労のような状態になったりします。

しかし当の本人は体がその慢性疲労に慣れてしまっていますから、「この程度の体力、気力が自分の基準」だと思っている人も多いようです。

本来の自分が持つパワフルさ、健康的な活力に気付くこともできず、慢性疲労状態を「自分の通常の状態」だと思っているため、慢性疲労であることに気付くこともできません。

漢方ではこういった状態の事を「未病」と呼びます。
病気とは言えないけれども、限りなく病気に近く、決して満点の健康体ではないという状態です。

 

このような状態になってしまうと、次に何が起こるのか。それは個人差もありますし、誰にもわかりません。

 

戦後豊かさを取り戻し急成長した日本で、肩こりや便秘、冷え性などの不定愁訴(ふていしゅうそ)といういわゆる半病人、未病と言われる状態に悩む人は増えましたし、現代病と呼ばれる昔はそう多くなかった病気で亡くなる方が急増しているのも事実です。

経済の発展の中で生まれた農薬や添加物や化学薬品の数々と病気の増加。
ここに関連性が全くないとは言い切れないのではないでしょうか。

 



「また食べたい…」体に良くない食べ物が持つ麻薬性

 

映画の「スーパーサイズ・ミー」をご存知でしょうか。

ファーストフードのハンバーガーを30日間食べ続けたらどうなるのか人体実験的に撮ったドキュメンタリー映画です。
3日続けてファーストフードのハンバーガーを食べた時、実験者である主演のモーガン・スパーロック氏は、ハンバーガーを体が受け付けずに吐いてしまっています。
(撮影前は)健康体だったモーガン・スパーロックの体は、栄養のかけらもなく添加物だらけのファーストフードのハンバーガーを食べ続けた結果、こうなってしまいました。

この映画の最後の方では
「こんな食事を続けていると、だんだん人間の脳は体にいけない食べ物を逆に食べたくなるような麻薬性が出てくる」
と言っています。
(関連記事はこちら
実験!ファーストフードのハンバーガーを30日間食べ続ける

 

摂り入れる栄養素の量で決まる思考能力や情緒の安定

 

栄養素を十分に摂ることの重要性と、食品添加物などの化学物質を体に入れることが良くないというのは、モーガン・スパーロックの映画だけの話ではありません。
アメリカの公認臨床栄養士のキャロル・サイモンタッチの著書「クレージー・メーカー 脳を壊す食品をなぜつくるのか」にも出てきます。

目次の一部を紹介します。

 

クレージー・メーカー 目次 

 

本はアメリカ中心の内容ですが、食の欧米化が進む日本に関係ないかと言えば、そうではないと思います。
栄養素が足りないと脳は正常に発達せず、食品に含まれる栄養素の量で思考能力や情緒の安定が決まる事が、目次を見ただけで分かります。
そして現在の食事では食品そのものに栄養素がなくなってきている事もうかがえます。

 

子供でも大人でも、体の健康だけではなく精神の健康のためにも、

1. 質の良い栄養を摂り入れること
2. 危険性のある食品添加物をはじめとする、有害化学物質を生活から排除すること

この2つはとても重要だと思います。
子供たち自身も安心安全な食品・日用品を選び、心も体も健全な生活を送っていける大人に成長してくれたことを、母親としてとても嬉しく思っています。