これまでの我流グリーンカーテンについて

 

エコロジーと思って始めた我が家のグリーンカーテンは、今年で4年目です。見よう見まねで毎年挑戦しています。
4年目にして先日初めてグリーンカーテンの講習会へ行き、そこで学んだことを今回は記事にしていますが、まずは私がこれまで試行錯誤してきたグリーンカーテンについて書かせてください。

自己流でスタートしたわけですが、一年目は買った苗で地植えで簡単に上手くでき、実も食べきれないほどでしたのでゴーヤ茶まで作りました。

 

 

二年目は冬に苦土石灰を蒔き、肥料として米糠を入れておきました。苗を植えた時には元肥として油かすを入れました。

そして三年目は二年目に熟した実の種から苗を育てようとしましたが、なぜかことごとく発芽しませんでした。
植える時期が遅くなるかもしれないと慌てて苗を買い、何とかグリーンカーテンを作りました。
この時何故発芽しなかったのか調べたら、前年度の苗がF1種であったためでした。
(詳しくはこちらの記事へ↓
増え続ける「F1種」。日本の農業の未来は?固定種を守ろう。

 

そして今年4年目です。
電話で問い合わせたところ、在来種を扱うナチュラルライフステーションにも、有機固定種のゴーヤの種子の取り扱いはまだありません。なので仕方なくホームセンターでF1種の種を買ってきましたが、これもまた発芽しないのです。
ゴーヤの種子は固いので発芽させるには予め水につけたり、種をカットするなどの手間が必要なようです。

これはしまったなぁと思っていたところゴーヤの講習会があると友達に聞き、受講者には苗のプレゼントもあると言うので、ただで貰えるのは嬉しいと行く事にしたのです。

 

 

ゴーヤなら毎年植えていますし、何も新たな情報はないだろうと思っていたのですが…
そんな考えはとんでもなかったことが分かりました。
私のゴーヤの育て方は、かなり間違っていたのです。

 

超売れっ子のゴーヤの専門家

 

今回教えて下さったのは綺麗でお若い「エスペックみどりの学校」の土田真奈見さん。
環境試験機を作っている会社にお勤めの方です。日本には環境教育促進法という法律があり、その一環で活動をされているそうです。

なんと今年はゴーヤの苗を植えるこの5月、6月の2か月間だけで、実に55か所で講義をされるのだとか。それだけ関心とニーズがあるのでしょうね。
では本題に入りましょう。専門家による正しい植え方、育て方についてです。

 



 

立派なグリーンカーテンにする方法

 

講習会で頂いた資料は載せられませんが、私を含め受講者の多くの方があまり知らなかった、ゴーヤの育て方の部分を中心に書きたいと思います。
ゴーヤの実を採るためではなくあくまでグリーンカーテンとしてつるをしっかり伸ばして葉っぱを大きくたくさんつけることを目指す方法です。

 

プランターについて

 

ゴーヤは縦に2メートル程伸び、横幅は50~60センチくらいはゆうに広がります。立派なグリーンカーテンにしたいなら、プランターに何本もの苗を植えるのはNGです。ひとつの大きなプランターでは一苗しか植えられません。
よくプランターに2苗3苗植えているのを見ますが、ゴーヤの根は思った以上に伸びていくため、プランターひとつで一苗しか植えられないのです。

一番良いのはリンゴやブロッコリーなどを入れてある発泡スチロールの容器です。(スーパーでお願いしたら貰えます)

 

 

この底に2か所水を抜く穴を空けて使います。

発泡スチロールの容器の優れている点は、熱い日差しを受けても中に入れた土の温度が上がりにくいところです。プランターとの比較では、地中の温度差は10℃にもなり夏の過酷な日差しの中でも根を守ることができます。

 

土について

 

植え付け用の土は柔らかい土が理想です。
園芸用の土70%に腐葉土20~25%、生ごみたい肥5~10%それに元肥として即効性の化成肥料などをカレースプーンⅠ杯入れてまんべんなく混ぜます。
ひとつの苗にこの土20ℓが必要です。(今まで土が全然足りなかったと思いました)そこでこのような土を買いました。

 

 

ネットについて

 

次にゴーヤのつるを張らせるネットについてです。
葉っぱの大きさも考えると、10×10センチのものがベストです。
グリーンカーテンにしたい場所に、たるまないようにピンと張ります。そして苗を植えたプランターがその内側になるように置くのもポイントです。

 

 

園芸用品店が近くになければネット購入も便利です。
伸縮性のネットなら窓の大きさにピッタリ合わせて育てられるのでおすすめです。

 

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水やり、肥料について

 

そしてゴーヤはたくさんの水が必要な植物です。水やりはかなり重要なポイントです。
梅雨明けまでは朝一回、梅雨明けからは一日2回は水やりをします。

次に追肥は速効性肥料なら8-8-8とか14-14-14とか窒素、リン酸、カリウムが同じバランスのものを使います。有機肥料ならなお良いようです。

 

 

 

私はこちらの肥料を購入しました。

 

 

ゴーヤは肥料もたくさん必要で10日毎に与えます。プランターの隅にカレースプーン一杯分、少し土を掘って埋めてやります。その場所は毎回変える方が良いそうです。
注意すべきは苗のそばに埋めるのはNGだということ。肥料が効きすぎ、苗が枯れてしまう可能性があります。

肥料はグリーンカーテンを撤去するまで続けるのが理想的です。

 

摘心について

 

最後に摘心についてです。
一回目の摘心は背丈が1メートル程度になったらツルの先を指でちぎります。(指でちぎることがポイントです。ハサミは使わない事)
二回目は背丈が2メートルほどになったら行います。

その後も摘心を繰り返すことで新しいつるが生えてきて立派なカーテンになります。

 

グリーンカーテン講習会実演風景

 

いかがでしたでしょうか。
ゴーヤを使ったグリーンカーテン。講習会で学んできたポイントが伝わると嬉しいです。
この後実際に発泡スチロールに苗を植える実演も行われ、ダンゴムシが来ないようにする土の均し方も教わりました。

 

 

講習会で見せて頂いたパワーポイントでは、グリーンカーテンをしている部分とそうでない壁のサーモグラフィーを見ると、7月の末で温度差が10度はありました。
8月ならもっとこの差は大きくなるということで、電気を使わず二酸化炭素も発生させず、少しでも涼しく出来るグリーンカーテンはかなり効果がある上に、地球にとってもエコに違いありません。
この活動が広がると良いですね。

ゴーヤの苗を植えるのは6月末までなら十分いけるそうなので、今からでもグリーンカーテンは間に合います。ご興味のある方、節電をお考えの方は挑戦されてみてはいかがでしょうか。