和食好きの我が家では、刺身がメインの料理が頻繁に登場します。
刺身、寿司を食べる時は日本人に生まれて良かったと実感しますね。もう、本当に好きなんです。
そんな刺身や寿司に欠かせないのがわさびです。
生わさび、本わさび、おろし生わさび、粉わさび…一体どれを選んだら良いのでしょうか。
本わさび、生わさび、粉わさびの違いは中身
大手食品メーカーのチューブ入りの本わさびを見てみます。定価190円と、少しだけ高めのものです。
もうひとつ、同じメーカーで125円と少し安価なチューブ入り生わさびを見てみます。
添加物がたくさん入っていますね。 同じわさびなのに、どこがどう違っているのでしょう。
わさびの量で決まるパッケージの名称
実はわさびは、原材料のわさびの量で名称が決まります。
本わさびの量が50%未満→本わさび入り
日本わさび協会で決められていることだそうです。これに関してはそういう事なのかと納得したのですが、納得できないのが大量に入っていた添加物の数々です。
一括表示で隠された添加物やカサ増し材料
おそらくカサ増しの為に入れられているであろうでん粉や一括表示も見られます。
一括表示とは、同じ目的で添加物を使用するのであれば、いくつ添加物を入れてもひとまとめに表示して良いと認められているものです。
(一括表示について詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと)
今回のわさびに使われている一括表示は香料でした。
表示には「香料」としか書いていませんが、実際にはこの「香料」の中に最低2つ以上の添加物が入っている事になります。
また保存のきく乾燥した粉末ではなく、半生タイプのチューブなのに保存料の文字が無いのも少し引っかかります。半生タイプなのに保存料を入れなくて大丈夫なのでしょうか?
【問い合わせで確認】わさびに保存料がない理由
気になるので保存料が入っているかどうか、メールで問い合わせてみました。
同じメーカーのチューブ入りの本わさび・生わさびについて訊いてみました。問い合わせ内容はこちらです。
質問にすぐに電話での回答がありました。さすが一流メーカーです。対応が早いですね。
お答えくださった内容ですが、わさびのアリルイソチオシアネートという辛み成分が菌の繁殖を抑えたりする事と、食塩と酒精にも保存性があるという事でした。
なのでこれが保存料だ、というものは入っていないそうです。
元々わさびって刺身の菌を抑えるものですから、わさび自体が抗菌というのも納得しました。保存料が入っていないのはとても嬉しい事です。他の添加物も入っていなければもっと嬉しいですけどね。
半生タイプは添加物あり
チューブのわさびは安価なものでは、一本当たり130円程度から売られています。
百貨店等で購入できる栽培された本物のわさびなら、天然わさびじゃなくても一本7~800円から1000円ぐらいのお値段だと思います。
そもそもこんな価格の物がチューブにいっぱい入っていて、130円で販売できるとは考えにくいですよね。
植物油脂、でん粉、ソルビトール、セルロース、香料等の添加物や材料は、価格を抑えるためには入れざるを得ないのかも知れません。
添加物が少ない缶入りタイプ
チューブではなく缶に入っている粉わさびも見てみました。
内容成分はこれだけでした。
着色料(クチナシ、紅花黄)が入っています。天然素材に見えても、クチナシ、紅花黄は残念ながら、100%安全と言うことは言えません。
出典 FINE-club 加工して作成
でもチューブで添加物が多いわさびよりは、ずっと安心できるものかもしれませんね。
おすすめの安心安全なわさび
本物のわさびがいつも手に入れば問題ないですが、なかなかそうもいきませんので、日本で生産されたわさびだけの着色料も入っていない粉わさびを紹介します。
お値段もそんなに高くないので重宝しています。
大好きなわさびですから、やはり安全なものを食べたいと思います。
本物のわさびの味は絶品
最後に、最近我が家で流行っているわさび丼について一言…
以前西洋わさびが売られていて、買った事があります。
あつい炊き立てのご飯に花鰹を乗せ、この西洋わさびのすりおろしたものをたっぷり乗せて、そこに醤油をかけて混ぜながら丼で頂きました。
実はこれ、人気のドラマ、孤独のグルメでも紹介されていたレシピです。
これ、とてもハマりますよ。2杯は軽く食べられそうです^^
わさび丼と検索すると、けっこうたくさん動画などもヒットします。
日本のわさびでも、西洋わさびでも、本物は美味しいですね。
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