私たちが日ごろ日常的に買う食料品には添加物が入っているものも多く存在します。
添加物が全て危険性のない物なら何も問題はないのですが、そうとは言えないものもたくさんあります。
あまり摂りたくない添加物を避けるにはどのようにしていけば良いのか、簡単に出来そうなことはあるか考えてみました。

前回はまず健康的な生活の第一歩として、自宅の台所にないような見慣れない成分が入っている食品は避けるべきだとお伝えしました。
そしてあまりにも安価な食材には、どうしてこんなに安いのだろうと疑問を持つ大切さもお話ししました。
(前回の記事はこちら↓
食品添加物を回避する簡単な方法とは? 前半

今日はその他にどんな点を注意すべきか考えていこうと思います。

加工度合いの低いものを選ぶ

加工食品を絶対に食べてはいけないと考えるよりも、加工食品は加工度合いの低いものを選ぶべきだと思います。

今の子育て中のお母さんたちは共働きの方がとても多いです。子供を預けて働きながら育児も家事もこなしています。本当に大変なことですが、皆さん立派にこなしていらっしゃいます。
安心できるごはんを食べさせたくても、そんな忙しいお母さんは、昔のように一からご飯を作るわけにもいきません。

そこで途中まで加工された食品を活用されることも多いでしょう。
そんな時にはできるだけ加工度合いの低いものを選ぶのが良いと思います。

例えば「夕飯は焼き飯にしたい。でもご飯を炊く時間がない…」そんな時は、スーパーで炊かれたフードパックに詰めて売られているご飯を買うか、パック詰めされて売られているご飯を買って、冷蔵庫にあるもので焼き飯にするのはどうでしょうか。

米 原材料

このようなパック詰めのご飯なら添加物は一切入っていません。(安価なものの中にはpH調整剤が入っているものもあります)

冷蔵庫にある肉や卵や野菜を炒めて味付けし、ご飯を入れれば焼き飯ができあがります。
ごはんを炊くのはお米を研ぐ作業から始まって数十分は掛かりますから、忙しい時には時短になります。

一方すっかり出来上がっている冷凍の焼き飯を使うと、加工度合いが高いので添加物も多くなってしまいます。

チャーハン 原材料

焼きめしの例と同じように、煮物一つ作るのにもすでに水煮になっている野菜を使えば、煮物としてすでに出来上がっている加工度合いの高いものより、添加物ははるかに少なく調理できるでしょう。

何から何まで手作りに拘りすぎず、時には手抜きしながらの料理でも、健康的な食事は十分可能だと思います。
逆に全て手作りにしなければと考えるとストレスになりますよね。
たまには時短で手抜きで十分。心の余裕がなくならないよう、手抜きでラクしちゃいましょう。



基本となる調味料だけは良い物を選ぶ

私の提案としては、毎日のように使う調味料だけは、出来るだけ昔ながらの製法をしているものを揃えた方が良いと思っています。
調味料にも添加物のことがありますし、使われている原材料の農薬のこともあります。
毎日使って毎日口に入れるものだけに、調味料はきちんと安心できるものが良いと思うのです。

それに何より、日本の調味料の多くは発酵食品です。
発酵食品の必要性も考慮した上で、安全で体に良い本物の調味料を日々摂るべきだと思います。

例えば調味料の代表として醤油を見てみましょう。
醤油の原材料は「大豆」「小麦」「塩」の3つだけです。

醤油 原材料

それがスーパーのチラシに掲載されている特売の醤油だと、使われている原材料は次のようになります。

醤油 原材料

脱脂加工大豆をベースに作るのが良いか悪いかはさておき、本来大豆、小麦、塩だけでできるはずの醤油にたくさんの原材料と添加物が並んでいます。

醤油は本来2年という熟成の時間を要し、その結果アミノ酸の多い発酵食品となります。
一方で特売の醤油は化学を駆使して味と香りを醤油に似せ、短時間で作られたものです。
健康的かと言えば答えはご想像の通りです。
(醤油について詳しくはこちらの記事へ↓
危険な塩酸を使えば1リットル100円以下の激安醤油が完成

調味料は日々使うものだからこそ、本物を選んでもらいたいと思います。
醤油でも味噌でもひとつ買えば結構長い間使えますから、一回当たりの単価はそれほど高くはつきません。
安心できるものを選ぶのなら、体に有益で美味しい本物の調味料をぜひ選んでみてはいかがでしょうか。

ストレスを溜めない日々の暮らし

子供を育てているお母さんたち、家族の健康を守りたい主婦にとって安心安全は一番真っ先に考えるキーポイントです。まずは安心安全が最優先です。
でもこの添加物があふれる世の中で、それらを排除して安心できるものを探し、さらに手作りに拘って生活をしていく…というのは、時に大変な負担になるでしょう。肉体的にも、精神的にもです。

そんな時は手抜きしたって良いのです。
何でも食べちゃえば良いと思います。
「たまにはいいじゃない!」と外食だってしてください。

外食

安心安全が大切なのは大前提ではありますが、まずは心に負担をかけすぎず、余裕があるということがとても大切だと思います。
「あれを食べちゃダメ」「これも食べちゃダメ」ばかりでなく、「ちょっとこんなもの食べちゃったから、これから頑張るぞ~!」と思えるぐらいが良いのではないかと思います。

子供が心も体も元気でいられるのは、元気なお母さんがそばに居てくれるからです。

気持ちに余裕が持てるようにお母さん自身も頑張りすぎず、ストレスも溜め込まない楽しい生活ができるのが一番大切だろうと思います。