大阪府枚方市の杉に、とても魅力的な農園料理が頂ける場所があります。
有名なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

そちらで育てた野菜を使った料理を提供してくれるそこは、農園「杉・五兵衛」と言います。

 

有機循環農法の輪

 

「杉・五兵衛」の敷地の中に入ったら、タイムスリップしたような錯覚すら覚える大きな古民家が現れます。

 

 

昔の農家や元は酒蔵だったところから、移築して建て直したと言う趣のある建物です。
こちらで農園料理が頂けます。

杉・五兵衛では、長きにわたり自然を生かし農業の理想の姿を追い続けてこられました。その農法をこちらでは有機循環農法と言っています。

広大な敷地の中では野菜や果物の栽培が行われていますが、有機循環農法に欠かせない動物も飼育されています。

 

 

杉・五兵衛で取り組んでいる有機循環農法では、飼育しているロバの排泄物を元に堆肥を作り、野菜や果物を育てます。そして育った野菜や果物が私たちの食事として提供されます。

調理、加工の際に出た切れ端や、食事の残飯(例えばさやごと茹でたエンドウ豆のさやの部分やいちごのヘタ、柿の皮など)は全てロバの餌になります。
無駄になる物は一切なく、全てが回り循環することで食事を頂くことができるのです。

自然に生きたい人にとって究極の理想の形かも知れませんね。



自慢したくなるオシャレで珍しい懐石料理

 

久しぶりに杉・五兵衛に訪れ、地鶏鍋の付いた懐石を頂きました。
早春の食材を使った料理になります。

先附に古代蓮や慈姑(くわい)の素揚げが出てきました。パリッと揚がっていて塩加減が抜群です。
古代蓮は「大賀ハス」という蓮で、ハス博士と言われた故 大賀一郎博士が縄文時代に咲いていた古代蓮の種3粒を発見し、そのうちの一粒の開花に成功したハスとして有名です。

 

 

次に出てきたのはこちらで栽培されたという蕎麦を使ったざる蕎麦。つなぎを一切使わない10割蕎麦です。

 

 

次に運ばれてきた料理が盛り付けられている御膳は、酒蔵で麹を作る時に実際に使っていたものだそうです。トレーとして再利用するなんて粋ですよね。この趣が何とも言えません。
梅の小枝が添えられているのも素敵ですね。

 

 

天ぷらで面白いと思ったのは椿の花と若ゴボウ。

 

 

椿には抗酸化作用があるとのことで、なんだか食べるだけでキレイになれそうな気がしますね。
若ゴボウは前年度に作付けし、一度育った葉が冬に枯れた後再度芽吹いたもの。そして根の部分を油で揚げてあります。スーパーで見ることも買うことも出来ない品です。味わっていただきました。

他にもなかなかお目にかかることのない古代米の「黒米」や、自家栽培の胡麻など素晴らしい食材、メニューが勢ぞろいでした。

 

お膳を下げていただいた後は、卓上で作る地鶏鍋。見ての通りの野菜と地鶏です。

 

 

もちろん地鶏もこちらで飼育されているもので、卵も自家製です。
安心できる飼料で育った地鶏が生んだ卵。とても新鮮で臭みは全くありません。

できたて豆腐の上には辛子が添えられ、そのままの味とトックリに入っているお出汁をかけた2種類の味を楽しめます。

 

 

締めに優しいお味の炊き込みご飯にお味噌汁と自家製香の物まで付いていて、最後に外せないデザートは、アイスクリームとゼリーと苺です。

 

 

ミカンを切っただけのように見えるのに、実の部分が南柑果汁で作られたゼリーだったのにはびっくりしました。



癒しのスポット

 

農園である杉・五兵衛では、食事を頂くだけではありません。
食事をした人は園内散策も自由に出来ます。ロバやヤギに餌をあげたり触れあえるのです。

 

 

季節により果物を採ったり(グミ狩りなど)野菜を収穫することもできます。
体験農園も出来たり、鶏のオーナーになれたり、お土産も売られています。

日常と違う経験が出来て、安心できる美味しいお料理が食べられる杉・五兵衛は心の癒される処です。お近くの方は、そして少し離れた方も、ドライブがてら一度体感されると良いかもしれません。
お勧めですよ^^

杉・五兵衛