ソースも家庭には欠かせない調味料のひとつです。
ウスターソースやとんかつソース、お好みソースに焼きそばソースなど種類も豊富ですね。メーカーによって名称も違っているようです。
ソースの歴史は幕末の鎖国を開港した頃というのが定説のようですが、はっきりと文献には記されていません。明治時代になって西洋料理が普及し始めると料理人がソースを作って使うようになり、その頃には使い始めていたようです。
今ではどの家庭にも数本のソースが常備されているものと思われます。
そのソースも成分表示をしっかり確認した方が良さそうです。
カラメル色素等の添加物に注意
「うちは必ずここのソース」と各家庭に拘りがあるかもしれません。そんなソースの中でもウスターソースは一番多く使われているのではないでしょうか。
一般的なソースに使われる添加物の中でも、カラメル色素と調味料(アミノ酸等)は注意が必要です。
もともと茶色い色をしたソースにさらに入れられているカラメル色素には4つの種類があります。
食品安全委員会の2011年のカラメル色素の化学的意見書によると、EUの食品科学委員会(SCF)とFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)によりカラメルⅠには許容量はありませんが、カラメルⅡ、Ⅲ、Ⅳには一日に摂取する許容量が設けられました(一日摂取許容量(ADI)は160~200㎎/㎏/日)。
上限があるということは、それ以上摂ると良くない可能性があるということではないでしょうか。
そしてカラメル成分のひとつ、2-アセチル-4-テトラヒドロキシブチルイミダゾール(THI)の免疫への影響が懸念されています。
出典 食品安全委員会
カラメル色素はどの種類が使用されているのかまでは表示されず、私たち消費者には分かりません。
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先の写真にはよく見る調味料(アミノ酸等)ではなく、アミノ酸液が使われていました。
アミノ酸液は主に脱脂大豆などから、うまみ成分であるアミノ酸を酸で分解して取り出した液体調味料です。アミノ酸液は酸により、植物性蛋白から強引にうまみ成分を取り出した調味料と言えます。たん白加水分解物を作る時に塩酸で分解するのとよく似ています。
アミノ酸液を作る時に使われた酸(塩酸かどうかなどは企業秘密で教えてはくれないでしょう)も残っていないことを願いたいです。
こちらのソースには、アミノ酸液 ではなく調味料(アミノ酸等)が入っていますね。
その他にも酸味料や甘味料、香辛料抽出物等の気になる記載もあります。
ソースは原材料をしっかりと確かめてから選ぶ方が良さそうです。
添加物が全く使われていない安心ソース
ここ何年も我が家で使っているソースは光食品のソースです。とっても優しい味が気に入っています。
原材料は食材のみで、有機の野菜と果物をベースに米酢と砂糖、食塩、香辛料のみです。
この光食品のソースを見ると、添加物を一切入れなくても調味料や食品が作れるんじゃないのかとつい考えてしまいます。開封後も冷暗所に置いておけば使い切るまで腐ることはありません。保存料が入っていないのにです。
安い原材料で出来るだけたくさん作って色も味も均一にして、製品が無駄を避けるため賞味期限を長くして利益を上げようとするから、必要のない添加物を入れなければならないのではないでしょうか。
もちろん利益を上げることはどんな企業でも目指さなければいけないところではあるのでしょう。
しかし自分の大切な家族や友人に使ってほしいものを製品として作ったら、添加物や危険な化学物質を入れない安心な製品がもっとたくさん出来るのではないかとと思います。
大きなメーカーさんにも小さなメーカーさんにも、そんな製品を作って欲しいと思います。