安全な食品や日用品を選ぶこと以外に、環境にできることはなんでしょうか。

エコ

私は無理なく続けられるエコを心掛けています。その中の一つ、簡単なゴミ袋削減のテクを今回はお伝えします。

スーパーのお買い物にはマイバック持参

もう長年やっている事のひとつがマイバックの持参です。極力スーパーでビニールの買い物袋は貰わないようにしています。

ビニール袋

徹底して気をつけるようにして、もう5年が経ちました。

以前はスーパーでゲットしたビニール袋をゴミ箱に使っていましたが、マイバッグを持参するようになってからはビニール袋が手に入らないので、代わりに不要な広告などでゴミ袋を作るようになりました。水気のないリビングなどのゴミ袋は手作りでも十分代用できます。

台所でも手作りのごみ袋を良く使っています。もちろん使い捨てOKです。
簡単でセロテープもホッチキスも要らない、エコなゴミ袋です。



簡単手作りごみ袋の作り方

材料は、新聞紙か大きめの新聞広告です。動画での作り方はこちらをご覧ください。

最初に上になる部分を10センチぐらいでしょうか、折りたたみます。

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (2)

次に裏返して今度は縦に3分の一位で折り、

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (1)

反対側も重なるように3分の一ぐらいで折ります。
この時先ほどの上部の10センチぐらいのところを中に入れ込みます。

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (4)

次に裏返してに今度は斜めに降ります。

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (5)

最後に縦に半分ぐらいを折って、裏側の10センチのところに入れ込むと出来上がりです。

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (6)

これ、何年か前の昭和の設定のドラマでヒロインが作ってたんです。
昭和の主婦はこうやってゴミ袋を作っていたんでしょうね。
開けるとこんな感じです。

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (7)

小さなゴミ箱ならこの半分の大きさで十分です。
二枚重ねで作るとけっこう丈夫ですよ^^

ビニール袋と同じようにゴミ箱に入れ、ゴミがたまるとこのまま捨てることができます。

新聞紙の手作りゴミ袋 作り方 (8)

ビニール袋を燃やすとダイオキシンが発生

紙だったら燃やしてもダイオキシンは出ないでしょう。私はダイオキシンを発生させたくないというのもあって、紙のごみ袋を使うようになりました。(ダイオキシンは、空気や環境にとっても悪い発がん性物質ですからね)

ダイオキシンについて
出典 環境省 加工して作成

まだよく分かっていないとされていますが、安全は確認されておらず危険だと言う意見はたくさん出てきます。将来「ダイオキシンは危険だった」と言われても、その時にはすでに遅いという結果になっていると思います。

ごみの焼却量世界一は日本

これはテレビで放送されていたグラフです。確か放送大学の教授のお話でした。
実は世界で、ゴミの焼却量が一番多い国は日本なのです。

ゴミの焼却量が一番多い国、日本

都市のごみはこの量ですが、日本はダントツの1位です。

それだけではなく焼却総量で言うと世界中の焼却ごみの70%を日本だけで焼却しているのが事実だそうです。

この数字、驚きませんか?

世界の人口が72億3800万人ほど。
その中で日本の人口は1億2700万人ほどになります。

世界人口の2%にも満たない人口しか日本には居ないのに、世界の70%もゴミを出して燃やしているのですね。
この事実には本当にびっくりです。

地球温暖化は言われ続けていますし、各国で各々のCO2(二酸化炭素)の排出量が決められたはずです。これ以上は燃やしてはいけないのだと世界中の国が思っているのです。

ごみの焼却量は日本が1位ですが、やはり工業化によってCO2(二酸化炭素)の排出量は変わってきます。工業が発達している国はどうしても石油や石炭を燃やすので、二酸化炭素の排出量は多くなります。
世界的に見て二酸化炭素の排出量は中国、アメリカが多いですが、日本も5位につけています。人口から考えても5位とは、恥ずかしい限りです。

世界のCO2排出量データ
出典 JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター

一人一人の排出量も9.2%も占めています。これも大きな数字ですね。

温室効果ガス排出量の世界の推移
出典 JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター 加工して作成

私達は普段なにげなく生活していて「最近地球温暖化で夏は暑いね」程度の話はしても、これを深刻に捉えている人がどれぐらいいるでしょうか。
これは世界的に見て大変な事なのです。

一人ひとりができる事って?

ゴミを燃やせばCO2(二酸化炭素)が出る→地球温暖化に繋がる。
ビニールを燃やす→ダイオキシンが発生する。

この流れになるので、私は

  • 出来るだけ過剰包装は断る
  • ビニール袋は極力貰わない
  • ゴミを出来るだけ出さない
  • リユースする
  • リサイクルする

といった事に心掛けています。
食品の食べ残し、腐らせて捨ててしまうといった事も、できるだけ無いようにしています。
3Rはよく耳にするようになりました。こちらですね。

  • Reduce リデュース:減らす
  • Reuse リユース:繰り返し使う
  • Recycle リサイクル:再資源化する

嬉しいですね、もっと3Rが広がればいいのにと思います。

こちらの番組の最後にも3Rが出てきました。一人ひとりが気をつけていくと持続可能な社会になるそうです。

3R

楽しく作っているリサイクルごみ袋

私にできることのひとつが今回ご紹介した手作りごみ袋です。

どこかのごみを減らす団体に所属したりはしていませんし、自分だけで気をつけているだけなのですが、私一人でも少しは地球に貢献できたかなと考えるだけで嬉しくなります。
環境を傷つけたと思ったら心が苦しくなりますが、環境に寄与したと思うとウキウキします。ウキウキするから楽しくてゴミ袋も作れるんですね。

ちなみに犬の散歩時のエチケット袋もほとんど新聞広告だけで済ませています。意外にお腹の調子さえ悪くなければ紙だけでも十分ですよ。ちょっと匂いますけどね(笑)

ごみ袋の作り方でもっと良いものがあれば、是非問い合わせから教えて下さいね。