お料理にどんな油を使いますか?
料理によって変える方や、一つの油で済ませるという方もいらっしゃるでしょう。

スーパーでよく特売されている目玉商品のサラダ油。私はちょっと気になるのですが、「サラダ油って何の油?」と思った事はありませんか?

利益を出すには安い原料が必要

日本の規定では、サラダ油の原料となる植物は次の9種類です。

菜種、綿実、大豆、ごま、サフラワー(紅花)、ヒマワリの種、トウモロコシ、米(米糠)、落花生

この9種類の原料のうち、2種類以上を混合したものがサラダ油になります。

サラダ油

この油を調合サラダ油と呼びます。
サラダ油はドレッシングやマヨネーズ等の原料となる日本独自の製品で、匂いやクセがないのが特徴でもあります。
全く問題ないように思えますが、サラダ油の中で一番多く使われているものは、一番安価な材料になります。アメリカ産の遺伝子組換えされた大豆です。



遺伝子組換え、高濃度の農薬

遺伝子組換えというところがまず問題ですよね。遺伝子組換えは除草剤をかけても枯れないよう、作物の遺伝子を操作して作り変え、以前より手間をかけずに作物を育てられるという新しい技術です。

新しいがゆえに遺伝子組換え作物を原料とした製品を長く食べ続けた結果、人体にどう影響するかということはハッキリとしたデータはまだ上がっていません。
遺伝子的には地球上では真新しい作物です。自然に生まれたものではなく人間の手で、無理やり作り上げたものです。
そういったものを平気で食べて何十年と経った時、遺伝子組換えが原因でいざ病気になったとしても誰も保証などしてくれません。

本当に安全な作物なのか、年月を重ねた時に牙をむく悪魔の作物なのか…実際のところがわからない食べ物は、避けて通る方が賢明と言えるでしょう。

(遺伝子組換え食品について、詳しくはこちらをご覧下さい。
遺伝子組換えではありません」は本当?穴だらけの表示義務

ご参考までに、こちらもどうぞ。
遺伝子組み換え食品について詳しくわかる最新のDVDです。

モンサントの不自然な食べもの(DVD)

更にもうひとつ大きな問題が残っています。遺伝子組換えに加え、収穫時に蒔かれる農薬の恐ろしさです。



ベトナム戦争の枯葉剤が残ったまま製品化

アメリカの畑は日本の畑のような広さではありません。農薬は飛行機で散布しなければならないほど広大です。
収穫も大きなコンバインで刈り取りますが、収穫しやすくする為に農薬で植物を枯らす作業をしています。それは枯葉処理するための農薬です。枯葉剤と言えば、ベトナム戦争で有名になった枯葉剤と同じですね。

収穫した後にかけた農薬は洗わないまま製品にしますから、絞った油に農薬が残ったままです。

遺伝子組換えの恐ろしさと、枯葉剤が製品に残ることを考えたら、サラダ油はちょっと怖いですね。

安全な食材を扱う団体はたくさんあります。そういうショップで、混ざった油ではなくごま油やオリーブ油のような、原料ががはっきりわかる油を購入されることをお勧めします。

参考DVDはこちら

いのちの食べかた [ ニコラウス・ゲイハルター ]