マヨネーズは約90年ほど前に日本最大手のマヨネーズのメーカーによって、高級なソースとして日本で発売が開始されました。そして今やマヨネーズは食卓に欠かせなもののひとつです。
しかし安全なマヨネーズかどうか、チェックはされているでしょうか。
マヨネーズの添加物
マヨネーズは原材料に使えるものの規定が厳しく、国で定められたドレッシングの定義ではこうなっています。
出典 農林水産省
マヨネーズの中には65%以上の油が入っていなければなりません。
使う原材料は次の通りになっており、決められたもの以外は使用することは出来ません。
また使用しても良い添加物は調味料としては以下の通りです。
と、香辛料抽出物
日本のマヨネーズの草分けとも言える最大手のメーカーの一番ポピュラーなマヨネーズの原材料を見てみると、当然ながら国の基準通りに作られています。
国が添加物を入れて良いと定めているので法に触れることはないですが、添加物の怖さはいくつかの添加物が組み合わさった時、体がどう反応するか分からないところにあります。
ひとつひとつの添加物は動物を使って毒性実験をし、危険性が認められなかったもしれません。しかし化学物質が胃や腸の中でどう反応していくのかは、添加物を始めとして化学物質が氾濫している現在では、専門家でさえ予測すら出来ないと言います。
できることならなるべく添加物は入れてほしくないと思います。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
なるべく避けたい原材料「パーム油」
マヨネーズには油が豊富に含まれているので、その種類にもこだわりたいところです。
大手食品メーカーの使う植物油脂では輸入のパーム油が使われていることもあります。パーム油の輸入量は年々増加を続けており、2012年には大豆の国内生産を超えてしまいました。
パーム油にはトランス脂肪酸が含まれていたり、酸化防止剤に発ガン性物質であるBHAが使われていることがあり問題だと言われています。また、環境破壊に繋がることも懸念されています。
植物油脂とだけ書かれていても、どんな油が使われているのか私たち消費者には分かりません。
メーカーが輸入のパーム油を使いたがるのはその価格の低さにあると思われます。パーム油はおよそ大豆油の60~70%の価格です。
冒頭に書いた日本で一番有名かも知れないマヨネーズのメーカーに、入っている植物油の種類をメールで訊いてました。訊ねたメールはこちらです。
頂いたお返事は転載と二次利用はしないでくださいとの事でしたので、かいつまんで内容を纏めてみます。
結果から言うと主に菜種油と大豆油を使っていますが、他の油を使うこともあるそうです。しかし企業秘密なのでどんな油か、割合はいくらかは教えられないとの返事でした。
日本で使われている食用油脂の割合を考えるとおのずとどんな油なのかは想像がつきますが、教えて頂けないので真実はわかりません。
そういう意味でも次に紹介する「食用なたね油」 だけを使っている松田のマヨネーズは安心できます。
安全でおすすめな無添加の松田のマヨネーズ
添加物の数で考えるのなら、低カロリーを謳うマヨネーズに似たサラダクリーミードレッシングより、添加物の少ないマヨネーズを選んだ方が良いように思います。
(サラダクリーミードレッシングについて詳しくはこちらの記事へ↓
カロリー50%オフのマヨネーズは添加物が多い偽物マヨ)
マヨネーズはよく探せば、スーパーでも添加物の全く入っていないものがいくつも見つかります。特にこちらの松田のマヨネーズはあちらこちらで見かけます。
原材料はこちらです。
見事に食材のみですね。
特に良いなと思うのは、遺伝子組み換えでない食用なたね油が使われていることです。多くの製品で「植物油脂」などと書かれるところですが、具体的に何の油なのかわかります。パーム油ではないと安心できますね。
今まで色々と安全なマヨネーズを試したのですが、ほど良い酸味で味も気に入っていて、ここ何年もこのマヨネーズを使っています。辛口でも少しマスタードが入れられているだけでそんなに辛くはありません。
今度は一度手作りマヨネーズにも挑戦してみたいですね。