これはどうやって作っているんだろうと不思議に思う食品があります。
その一つがチキンナゲットです。
チキンナゲットと言うからには鶏肉で出来ていると思うのですが、どこで食べても形が同じですよね。

 

チキンナゲット

 

鶏肉ですからカットして揚げれば、多少形が不揃いになると思うのですが、見事にメーカーごとに形が揃いすぎています。
これはちょっと変じゃないかと思うのですが…実際はどうなんでしょう。

 

カサ増しチキンナゲット

 

チキンナゲットは鶏肉に衣をつけてフライにしていると思っていましたが、様々なカサ増し材料と添加物なくしては出来ないようです。鶏肉の再生品という感じでしょうか。

チキンナゲットに使われる材料は、鶏肉でも低価格の部分が原料になることが多いようです。それに他の部位の肉を加え、加工でんぷん等で固めて形を整えたものがチキンナゲットになるのです。

中には大豆たんぱくを加えて加工した安価なものも出回っているようです。

 



 

原材料は鶏肉と衣だけではない

 

実際にスーパーで売られているチキンナゲットの原材料を見てみます。

 

チキンナゲット 原材料

原材料名 鶏肉、小麦粉、揚げ油(植物油)、植物性たん白、コーンフラワー、でん粉、食塩、植物油、砂糖、香辛料、卵白、チキンエキス、ぶどう糖、脱脂粉乳、調味料(アミノ酸等)、加工でんぷん、香料、カロテン色素、香辛料抽出物

 

となっています。

有名食肉メーカーのチキンナゲットでは、やはり原材料には鶏肉の他にカサ増しと思われる植物性たん白でんぷん、つなぎに使われているのか、卵白加工でんぷんが見受けられます。
鶏肉も胸肉なのかもも肉なのか、手羽先なのかはこれを見る限りではわかりません。

しかしカットした鶏肉をフライにするには本来必要ないと思われるチキンエキス香料カロテン色素を見れば、余った肉に色々混ぜ物をし、食感や色や味を本物の鶏肉のフライに近づけている可能性も考えられます。

善意に解釈して衣の味付けのために使ったのかもしれませんが、砂糖がありながらぶどう糖も使われて、香辛料もあるのに香辛料抽出物も入れられて、余計な添加物が多いようにも感じられます。

実際の純粋な鶏肉は一体どれぐらい入っているのだろうかと、私は少し疑問に思いました。

 

加工でんぷんの安全性に疑問

 

調味料(アミノ酸等)カロテン色素香辛料抽出物香料など、安全性に疑問が残る成分は他にもありますが、でん粉加工でんぷんの問題を見てみましょう。

でん粉はジャガイモやトウモロコシなどから採ったもので、食品です。
加工でんぷんは、元になるのは同じジャガイモなどのでん粉ですが、化学処理をしているため食品添加物の扱いになっています。

加工でんぷんは11種類あり、安全性は高いと言われています。
しかし発ガン性や生殖毒性についての試験データがないものも多くあります。

 

加工でんぷんの種類
出典 消費者庁 加工して作成

 

加工でんぷんは安全基準の高いEUでは、「乳幼児の食品に対して入れられるのは5%まで」という規制があります。

 

加工でんぷん EUの規制
出典 厚生労働省 加工して作成

 

ちなみに日本のベビーフード協議会も自主規制を行っています。

 

添加物より油が怖い?

 

カサ増しの材料も添加物も心配なチキンナゲットですが、他にも不安があります。油で揚げるということは、過酸化脂質ができてしまうということです。

女性の方はよくご存知かと思いますが、アンチエイジングの敵、老化促進物質ですね。
これは脂肪を含む食べ物全て、空気に晒され一定の期間が過ぎると自然発生してしまうものです。若さだけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。

たとえば紫外線によって皮膚も酸化しますが、これにより生成される酸化物質に過酸化スクワレンという成分があります。これは動物実験により、肌荒れや皮膚の免疫力の低下、ぼけ、白内障を引き起こすとのデータもあります。

つまり外食産業の飲食店などで何度も同じ油を使って揚げ物を揚げているお店は…ちょっと警戒してしまいますね。

 

家庭で鶏肉を揚げるのには使い古した油は使いませんが、外食産業やコンビニ、スーパーでは揚げ油は使い回すことも考えられますから、たくさん食べるのは控えた方が良いかもしれません。

チキンナゲットは鶏肉をカサ増しし、添加物も使われている鶏肉に近いものだということ、過酸化脂質の多い揚げ物であることを理解した上で、ほどほどに食べた方が良さそうですね。