子供の頃は嫌いだったチーズがいつの間にか大好きになりました。単品でもお料理に使っても美味しく素晴らしい発酵食品です。
チーズは大きく分類すると「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」のふたつに分けられます。乳化剤の使われているプロセスチーズには少し注意が必要なようです。
プロセスチーズには添加物の乳化剤が必須
ナチュラルチーズはその名の通りナチュラルに作られているチーズですが、プロセスチーズはナチュラルチーズに乳化剤を加えて作るものです。乳化剤を使うことで味が変わり、安全性にも疑問が出てきます。
確かに売られているプロセスチーズには乳化剤が使われているものがあります。
添加物の乳化剤は一括表示が出来ます。つまり表示だけではどんな添加物がいくつ入れられているか、私たち消費者には分からないということです。
(一括表示とは複数の添加物をひとまとめに表示することです。詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと)
通常食品に使われている乳化剤は次の12種類です。(この他に別添1の365種類の添加物の中の乳化剤と書かれているものも使えることになっています)
出典 消費者庁
チーズの場合は上記に加え、他にも乳化剤として次の添加物が認められています。
出典 消費者庁
上図の②を見て分かるように、約半分がリン酸塩と言われる成分です。
リン酸塩は多く摂ると血液中のカルシウムが減ることが分かっています。
チーズは本来優れた発酵食品であり、良質なたんぱく質を含みカルシウムも摂れる食品です。ビタミンもミネラルも入っています。そのチーズにリン酸塩の添加物が乳化剤として入れられていては、せっかくの栄養価も台無しですね。
食材のみのナチュラルチーズ
プロセスチーズでも中には乳化剤に留まらず、その他添加物をはじめ、もっと多くの成分が入っているものもあるので更に注意が必要です。
たとえばこちらのプロセスチーズには乳化剤以外にも、添加物として安定剤と酸味料も入っています。
色々な種類があると言ってもチーズは本来生乳と塩があれば出来るものですから、そういった製品を選ぶのが賢明かと思います。こういったものですね。
大手乳製品を扱うメーカーにも食材だけで作られているナチュラルチーズの取り扱いがあります。チーズを選ぶときは原材料の表示をしっかり確認して購入したいですね。