6月は梅干しやらっきょうを漬けたりして忙しい時期です。子供達もできたての梅干しやらっきょうを楽しみにしてくれているので作り甲斐があります。
そして夏には梅干しを漬けた後の赤しそではゆかりを作っています。

手作りゆかりふりかけ

この塩加減が家族のお気に入りで毎年作っているのですが、ゆかりのふりかけはどこのスーパーにも並んでいます。
自宅で作る時のように赤しそと塩と梅酢が原材料でしょうか?一般的なものを見てみます。

予想外のゆかりの原材料

全く普通のゆかりです。
温かいご飯にかけたりおにぎりにも良いですよね。

ゆかり 原材料

原材料 赤しそ、食塩、砂糖、調味料(アミノ酸等)、リンゴ酸

表示を見ると、予想だにしなかった砂糖が入っています。甘みが入っていないと売れないのでしょうか。
ゆかりに砂糖はちょっと驚きでした。



調味料(アミノ酸等)…要注意添加物

添加物としてリンゴ酸が入っていました。これには問題はないでしょう。しかしガッカリなのは調味料(アミノ酸等)です。

調味料(アミノ酸等)はどれだけたくさんの成分を入れたとしても、1つの名前だけでひとまとめに表示することを許されています。複数の添加物を「調味料(アミノ酸等)」とまとめて表示しているのです。つまり「調味料(アミノ酸等)」の中には数種類の添加物が入っているという事になります。
いったい何がどれだけ入れられているかは、私たち消費者には全く分かりません。
(一括表示について詳しくはこちら↓
「「保存料不使用」は本当?一括表示で消費者を欺く法の裏ワザ

現在、調味料(アミノ酸等)と一括で表示して良い添加物は、実に56種類あります。

一括表示 調味料(アミノ酸等)
出典 消費者庁 加工して作成

この中から、いくつかを合わせて調味料(アミノ酸等)にするわけですね。一種類や数種類で味を出そうとすると単調な味になるので、いくつかの成分を組み合わせることが多いようです。
このゆかりも見た目はわずか2つしか添加物が入っていないように見えますが、実際にはもっと多くの化学物質が入っているということです。

安全な手作りゆかり簡単レシピ

ゆかりは梅干しを作る時に一緒に入れる赤しそを干して、すり潰すだけで作ることが出来ます。真夏のとても晴れた暑い日だとたった一日で作る事ができます。
いくつ添加物が入っているか分からないものよりも、安心できる上にかなり美味しいです。

赤しそを取り出し軽く絞り、ざるなどに広げて朝から干しておきます。途中で一度ひっくり返すと早く乾きます。

ゆかり 手作り

夕方にはからからに乾いていますから、粗めのざるで手ですり潰すだけで簡単に作れます。

その年の赤しそでゆかりを作れば、着色料を入れなくてもとても鮮やかなゆかりが出来上がります。
前の年の赤しそだと色が少し悪いですが、酸味の少ない柔らかい味になります。

梅干し作りで残ってしまう赤しそをゆかりにしておにぎりに使ったり、お弁当に振りかけたり、無駄なく美味しく活用できますね。
ちなみに娘のおすすめは「ゆかり+しらす+醤油+ごま油」のおにぎりだそうです。絶品ですよ。