以前ご紹介したように、一括表示やキャリーオーバーという法律をうまく利用して添加物があまり入っていないように見せかけるメーカーはとても多く、スーパーではなかなか安全と言いきれるかまぼこなどは見つけることができません。
(詳しくはこちらの記事へどうぞ↓
練り物が抱える表示義務のない添加物の問題

どこかに良い練り物はないかと主人とインターネットを見ていました。すると、気になるかまぼこメーカーを見つけました。

表示義務のないキャリーオーバーまでこだわる安全性

吉開のかまぼこ

吉開のかまぼこ

120年も続く伝統あるメーカーさんで、今までに色々な賞も受賞されているようです。すごいのは、無添加で安全性にとことんこだわっていることです。


出典 吉開のかまぼこ

調味料 (アミノ酸等) などの化学調味料を使わない、ほかの食品添加物を使わない、かさ増し、つなぎになる卵の白身も使わずに新鮮な魚を主原料にする。
と、ここまででもこだわりが全然違いますが、キャリーオーバーで認められているリン酸塩さえも入れていないのには驚きました。

そこまでこだわったちくわ、かまぼこなら一度食べてみたくなりますよね。もちろんいただくことにしました。



吉開のちくわ、まるてん、かまぼこを実際にいただきました

まずは大人気というまるてんと、一番気になる「古式かまぼこ」。

てんぷらまるく心もまるく 古式かまぼこ

120年前からあるかまぼこってどんな感じなんでしょうか。

昔からかまぼこの原料にされている「えそ」のみを使用、リン酸塩・保存料・化学調味料・卵白・でんぷんは使用していません。

と書かれています。

古式かまぼこ 原材料

着色料、漂白をしていなくても真っ白で、切る時には驚くほど軽くフワっとしています。この写真で伝わるでしょうか?

古式かまぼこを切った時の質感

食べるとしっかりしたプリッと感があり、魚の味がきちんと伝ってきます。

古式かまぼこ

楽天でもお買い物ができるようです。

《吉開のかまぼこ》 古式かまぼこ

そしてこちらで一番人気だという、てんぷらまるく心もまるく、というまる天です。

てんぷらまるく心もまるく

化学調味料・防腐剤・リン酸塩・卵白は使用していません。
食塩は海水塩を使用しています。

と書かれています。

てんぷらまるく心もまるく 原材料

少し甘みもあってそのままでも美味しいけれど、少し焼いても美味しいです。
《吉開のかまぼこ》 まる天 (シンプルなさつま揚げ)
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「極上ちくわ」と「明太ちくわ」もいただきました。

極上ちくわ 明太ちくわ

「極上ちくわ」はグルメの主人が喜んで食べてくれました。

化学調味料・保存料・リン酸塩・卵白は使用していません。
食塩は海水塩を使用しています。

と書かれています。

極上ちくわ 原材料

皮のところと中身との食感の違いが楽しく、この食感は初めての経験でした。少し甘みも感じましたね。

「明太ちくわ」は明太子からこだわり、明太子の原材料は塩と唐辛子だけだそうです。

明太ちくわ

化学調味料・保存料・リン酸塩・卵白は使用していません。
食塩は海水塩を使用しています。

と書かれています。

明太ちくわ 原材料

明太子自体に危険な添加物が入っているのに、このこだわりはすごいですね。
(たらこについて詳しくはこちらの記事へ↓
【人間の致死量2g】無着色無添加のタラコに劇薬?
明太子のプチプチ感がはっきりしていて、ほんのりピリッと香ばしい辛さです。

いただいたどれにもリン酸塩が入っていないので、一般の物よりソフトな食感で味が濃いように感じました。

吉開のかまぼこシリーズ

ここまで安全性にこだわったものなら練り物好きの酒のアテとしても、贅沢なお供になってくれそうです。しかしお値段はリーズナブルでした。
吉が開くという縁起の良い名前なので、贈りものとしても喜ばれそうですね。

日持ちについてですが


出典 吉開のかまぼこ

と書いてありました。
ところで以前、大手ちくわかまぼこメーカーに日持ちを電話で問い合わせたことがあります。
製品によって多少の違いがあるようですが、工場出荷から平均7日~10日と言われたのを覚えています。添加物を入れてもこれなら、全くの無添加でこれだけ日持ちすれば十分ですよね。

安全性にとことんこだわり、美味しいものを作って下さるこんなメーカーさんがこれからどんどん増えたらいいなと思います。
今回は気になったものを一番に頼みましたが、次回はまた違うものを頼んでみたいなと思います。