漬物はだいたい手作りが多い我が家です。買うとお高くて添加物も入っていることが多いので、自然と手作りするようになりました。
冬にしか食べられないけど、冬だから作るお気に入りのお漬物を今回はご紹介しようと思います。

ひとつは日の菜のお漬物。
日の菜は糠漬けもいけますが、塩と昆布を入れただけのシンプルな漬物にすることが多いです。樽から出すとこうなっています。

ひのな

今回は地元の低農薬露地野菜の日の菜が販売されていたのでそれを使いました。
刻むとこんな感じです。

ひのな漬け

この漬物は主人の好物なんです。スーパーで買うと日の菜の漬物は結構なお値段ですが、自家製だと安い上に添加物ゼロ!お得ですよね。



ご飯が進む「壬生菜漬け」

もう一つ、冬にしか作れない壬生菜の漬物です。
壬生菜も京野菜のひとつで京都の方は煮物にも使うと聞いています。漬物もスーパーに並んでいますね。いつものように塩漬けにして樽から出すとこんな感じです。

手作り 壬生菜1

昆布と塩だけでしっかり漬かりました。
小さく刻んで温かいご飯で頂きます。

壬生菜2

お茶漬けの時も大活躍ですし、おにぎりに入れても良いんです。

乳酸菌でフィーバーの「すぐき」の漬物

最後にもう一つ、冬限定の大好きなお漬物。それは「すぐき」です。

これは京都を代表とするお漬物のひとつです。
原料となるすぐきかぶらは地元京都の八百屋さんでは売られているのかも…でも京都以外の関西圏では、このすぐきかぶらを売っているのを見たことはありません。

なので12月を過ぎたら、少し良いものを取り扱うスーパーで購入するようにしています。いつも買うのはこちらのメーカーのお漬物です。

上賀茂すぐき

裏の原材料名を見ても添加物など一切入っておらず、とても美味しい塩漬けです。

すぐき 原材料名

すぐきはけっこう細かく切って食べることが多いかなと思います。

すぐき

この前百貨店で違うメーカーのすぐきの塩漬けを家人が買ってきたのですが、お味がもうひとつでした。(お値段は倍ほどしたのに…)しかも添加物も入っていました。
安全でおいしいと分かっているものがあるなら、浮気はあまりしない方が良いですね。

去年だったか、乳酸菌が体に良いとテレビでやっていたようで、すぐきの漬物は売り場に並ぶと飛ぶように売れてしまいました。

日本人は乳酸菌などの有用な酵素や酵母を、発酵食品から摂り入れてきた歴史があります。漬物もまさしく発酵食品です。
その季節ごとに漬物も上手く摂り入れられると良いですね。
特に冬限定と言われるとそれだけでも嬉しくなりますし、値打ちもありますから心も体も喜ぶと思います。