ついちょこちょこ食べてしまうおやつってありますか?いつも鞄の中にキャンディが入っているとか、ガムはいつも持ち歩くという方もいらっしゃるでしょう。
ガムが好きで糖分が気になる方はシュガーレスガムを選ぶという人も多いのではないでしょうか。

ガム

シュガーレスには惹かれますが、本当に砂糖は入っていないのでしょうか?
他の砂糖の入っているガムとどう違うのでしょうか?
シュガーレスのはずなのに、甘みを感じるのは何故でしょうか。

シュガーレスでも甘味を感じる理由

シュガーレスガムには、スクラロースアスパルテームという人工甘味料が使われています。このふたつは一体どんな物なのでしょうか。

スクラロースは、1976年イギリスで開発された人工甘味料です。ショ糖のおよそ600倍の甘さを持っています。

スクラロースを摂取しても、24時間後にはほぼ100%が排泄されます。つまり血糖値やインスリンの値にも影響は与えないとされています。だからカロリーオフという表示が可能なのですね。

他の成分と同じように、この成分もまた動物実験を繰り返してきました。
そしてほとんど問題なしとされ、一部分に流産や死亡が確認されても、その原因はスクラロースではないと結論付けられました。

スクラロース
出典 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 加工して作成

流産や死亡が他の理由から来たものだったとして、「だからスクラロースは安全である」と安直に考えていいのでしょうか。

スクラロースの化学構造は農薬で有名なDDTや、ダイオキシンなどの強い毒性を持つ有機塩素化合物とよく似ています。もともと自然にない毒性の有機塩素化合物とよく似ているとは、怖い気もします。

もう一方のアスパルテームは1965年にアメリカで発見されたのをきっかけに、日本で製品として開発されました。甘さは砂糖の200倍あると言われています。
ですから計算の上では砂糖の200分の1の量でその砂糖と同じ甘さを感じるので、カロリーはほぼ0ということになり、血糖値には影響を与えないとメーカーは主張しています。

アスパルテーム

しかしながら多くの研究者が危険性を指摘しているのも事実です。
専門家の間で意見がこんなにも食い違っているということは、認可されているから100%安全だとは言い切れない気がします。

また、カロリー0のはずが、アスパルテームを摂ると通常の砂糖を摂るよりも太ると言われていることや、2型糖尿病に繋がることが明らかになっているということも知っておくべきでしょう。

(詳しくはこちら→カロリー0で肥満!?人工甘味料アスパルテームの危険、有害性まとめ



ガム自体のベースに発がん性の危険

人工甘味料アスパルテームの怖さもありますが、ガム自体のベースもいったい何でできているんでしょう。噛んだ後に捨てるあの部分です。何から出来ているのかご存知ですか?

ガム 2

ガムの包み紙に書かれているガムベースと呼ばれるものは、木から取れる植物性樹脂を元にし、酢酸ビニル樹脂、エステルガム、ポリイソブチレン、炭酸カルシウムなどを混ぜて作られます。

酢酸ビニル樹脂は代表的な合成樹脂で無味無臭。ガムのベースの他塗料や接着剤にも使われます。分かりやすく言い換えれば柔らかいプラスチックのようなものです。

ガムのベースで一番ウエイトを占めているこの酢酸ビニル樹脂は、発がん性の可能性があるとされています。ここが気になるところですね。

酢酸ビニル樹脂
出典 厚生労働省 加工して作成

飲み込まないにしても、発がん性の危険性のある酢酸ビニル樹脂はいかがなものでしょうか。ましてや、神経毒性のあるアスパルテームも入っています。

もし口さみしくなるのだったら、せめてアスパルテームの入っていないガムを探してみるのが良いかと思います。
ちょっと渋く根昆布を齧ったりするのも素敵です。その方が顎も鍛えられ、栄養も摂れて健康的な気がします。

せっかくの人生です。お菓子ひとつで健康を害する可能性はなるべく避けて通りたいですね。