本当にそんなことがあるのだろうかとスーパーのお菓子売り場で清涼飲料水や清涼菓子を見てみると、我が目を疑ってしまいました。
スカっとする爽やか系の清涼飲料水の成分表示を見たら、原材料で食材はひとつも入っていません。
原材料名の中に食品の文字は見当たりません。全て食品添加物です。
添加物だけで出来たお菓子
清涼菓子も数種類見てきたのですが、どれも目を見張るものばかりでした。
どの商品も入っている成分の順番が違っているくらいで、食品添加物以外の物は入っていません。
(成分名は入っている割合の多い順に並びます。詳しくはこちらの記事へ↓
成分表示は内容量の多い順!水の次に多いのは危険成分かも…)
食材はひとつも入っていないのです。
食材が全く入っていない食品が存在するなんて、考えたことがなかったので大変驚きました。
危険性大アスパルテーム
共通する危険成分に香料があります。人体だけでなく環境まで汚染する添加物ですが、今回はその他の危険性が高い成分、人工甘味料を詳しく見てみます。
アメリカで開発され1981年から使用されたアスパルテームは、当初から頭痛やめまい、不眠、視力・味覚障害などを引き起こしてきた甘味料です。脳腫瘍を誘発するのではないかなどとも言われています。
アメリカのワシントン大学のジョー・オルニー博士によれば、アスパルテームを摂ると動物実験と同じ脳腫瘍が劇的に増えているそうです。
カロリーカットを謳う製品によく見られる添加物ですが、副作用も見られるために専門家の中には避けるべきだと強く主張する人も居ます。
(アスパルテームについて関連記事はこちら↓
カロリー0で肥満?人工甘味料アスパルテームの危険、有害性)
動物実験では悲惨な結果スクラロース
スクラロースのは砂糖の600倍もの甘さを持ちます。こちらもまた問題を抱えた物質です。
妊娠したウサギを使った実験では、強制投与により一部で流産や死産が起きています。
出典 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 加工して作成
下水処理されにくい物質であるのもまた問題です。
人工甘味料はカロリーが殆どなく、体で代謝されずに排出されると予想されます。体で代謝されなければスクラロースはそのまま川や湖や海に流れ込み、それ自体が半分の量になる半減期が数年もかかることも報告されています。
つまり人工甘味料をとると水質汚染の原因となり、長きにわたって汚染が続く危険性があります。
出典 神奈川県環境科学センター 加工して作成
砂糖の600倍もの甘味があり危険性はないとされるスクラロースですが、安易に摂るのは考え物ですね。
飲むだけで環境汚染アセスルファムK
アセスルファムK(アセスルファムカリウム)は砂糖の200倍もの甘みがあり、自然には存在するはずのない人口の甘味料です。
マウスの雌の実験では、5.000㎎/㎏で24時何以内に死亡例が確認されました。死亡例では、死亡に至るまでに運動能力が低下したり痙攣が起きたり、小腸の壁が赤くなったりしたと記されています。
出典 公益財団法人 日本食品化学研究振興財団 加工して作成
最終的に人間の一日の摂取量は15mg/㎏と決められましたが、最後の使用基準をみてもはっきりと安全性を断定はしておらず、これぐらいが適当だろうとしているのです。
またアセスルファムKは、スクラロースと同様にカロリーがないため、体内での代謝が行われません。摂取後はそのまま体外に排出されることになります。下水処理されにくく、飲むだけでそのまま川や湖や海に流れ込みます。
繰り返しのようですが人工甘味料をとることは水質汚染の原因となり、長きにわたって汚染され続ける可能性が高いということです。
食材の入っていないものは食品と呼べるのか?
清涼飲料や清涼菓子は、確かにスカッとした清涼感が得られます。
しかし商品中にたった1%も食材が入っていないのに、それを飲料水やお菓子と言っていいのでしょうか。
この場合、添加物=(主に)合成化学成分 だけでできているので、医薬品の方が近い感じがします。
甘味料は常習性が出てくるものなので、誤解を恐れずに言えば、麻薬的なものと言えなくもないような気がします。
飲料水にしてもお菓子にしても、食べ物は基本的に食材から作られるのが当たり前だと思います。お菓子を選ぶ時は成分表示をチェックするのが大切ですね。