近年日本人の骨格は早く大きくなり、女性の初潮の年齢も早くなってきています。現在日本人の平均的な初潮年齢はだいたい12歳ぐらいです。小学校高学年には月経を迎える女の子が多いのですね。
初潮を迎えるとほぼ毎月生理が来ます。その日から後の30年以上も生理用ナプキンのお世話にならなければなりません。

生理用ナプキン

多くの女性を悩ませる生理に関する不快感ですが、実はナプキンの種類を変えるだけで重い生理痛やかぶれ、痒みから解放されることをご存知でしょうか。

紙ナプキンのトラブルは漂白剤のせい?

今は紙ナプキンが主流ですが、紙ナプキンができるまでは脱脂綿が使われていました。

日本に初めて紙ナプキンが登場したのは1961年です。紙ナプキンは、現在までに紙、樹脂、不織布などの様々なものが用いられました。
1980年代には吸収率の良い高吸水性高分子を使い、肌にサラサラ感のある快適な紙ナプキンも登場します。粘着テープも工夫され、違和感なく快適に活動出来る製品がどんどん登場していきました。

しかしその反面、紙ナプキンを使用することでかぶれや生理痛がキツいと感じる人が多くなったのも事実です。

腹痛

紙おむつ同様、多くの紙ナプキンの原料は石油です。
(紙おむつについて詳しくはこちらの記事へ↓
紙おむつの漂白剤が赤ちゃんの肌を刺激!危険性は!?

肌に直接触れる部分の不織布は漂白が施されています。塩素系漂白剤で漂白したまま製品にするため塩素の害が心配されます。

紙ナプキンそのものが石油で作られ、表面に残る塩素が影響し、かぶれなどの皮膚トラブルや重い生理痛への不安が出てくるわけですね。それだけではなく子宮内膜症などの疾患、PMS、生理不順、不妊などにも影響するのではと懸念する声も上がっています。

紙ナプキンの危険性
出典 自己治癒力サポート情報 加工して作成



布ナプキンと天然コットン100%の紙ナプキン

実際に紙ナプキンから布ナプキンに変え、生理痛が軽くなったという方は多いようです。

2000年代から徐々に布ナプキンを選択する人が増えてきています。肌触りの良さ、環境への配慮、コストを考えても利点はたくさんあります。かぶれや生理痛改善の為にも布ナプキンを選択されるのはとても良い事です。
ネットショッピングでも簡単に購入できます。かわいい柄もたくさんあるので気分も華やかになりますね。

布ナプキン一覧

布ナプキンは重曹洗剤で洗濯するとより良いでしょう。しかしそれでも布ナプキンの洗濯は面倒だと思われるのでしたら、天然コットン100%の紙ナプキンも試してみるのもひとつの手です。

ナチュラムーン 生理用ナプキン [昼用]

塩素や石油由来の物ではなく、ご自分の使いやすい、安心できる生理用品を選んでくださいね。

布ナプキン利用者の声

余談ですがこの記事を書くにあたって、娘にナプキンのことを聞いてみました。
娘はお気に入りの柄の布ナプキンをいくつか持っているようです。可愛い色とりどりのナプキンを選ぶ楽しさを知り、生理痛も軽くなり、月経への憂鬱さがなくなったと言います。

紙ナプキンを使っていた頃は学校に登校できないほど生理痛が重かった娘です。本当に良かったと思います。

ですが全ての日に布ナプキンを使っているわけではないそうです。
どうしても外出の予定があるなど、布ナプキンでは心配な出血の多い日は天然コットン100%の紙ナプキン。

ナチュラムーン 生理用ナプキン [羽付き 多い日の夜用]

そして普段は布ナプキン。

≪REMEDY GARDEN≫布ナプキンライナーSサイズ(防水布あり)

と、このように使い分けているのだとか。防水性の良いものもあり安心して使えるようです。
自分の使いやすいように、自分のできる範囲で安全なものにこだわっているようですね。母親としてこれほど安心なことはありません。

また、「お母さん、記事に書くならこれも書いて」と、こんなことを言われました。

ナプキンのムレによる痒みが本当になくなったこと。生理痛が嘘のようになくなったこと。(両方、「あんなに辛かったのに!?」だそうです)

そして布ナプキンは、お風呂で体を洗うついでに手洗いするとラクだとか。それも一気に完璧に洗うのではなく、ある程度汚れを落としたら、水と洗剤に浸けて一晩置いておくそうです。
すると翌朝(あるいはちょっとズボラに翌晩お風呂に入る時に)簡単に汚れも落ちますし、その状態で洗濯機にポイすれば、洗濯が面倒ということは全然ない!とのことです。(あくまで娘の一意見です)

布ナプキンで生理痛から解放される女性が増えるならと、喜んで私のインタビューに答えてくれた娘の声でした^^