毎日安心安全な生き方をしたいと願う私です。そして家族の健康を守ることも主婦の責任だと思っています。

買い物中に手にする日用品やメイク用品が安心できるものか確認していくうち、たくさんの物質名が並んでいるものに出くわすこともしばしばです。
この成分表示の順番は、食品なら内容成分の多い順になっていますが、日用品ならどうなんだろうと気になりますよね。

成分表なんて見てもよくわからないわ 何がどれだけ入っているの

恐らく多い順番だと思いますが、日用品もメイク用品も一部の表示が省かれる医薬部外品のようにそれぞれ表示の仕方が違っているかも知れません。
(詳しくはこちらへどうぞ↓
薬用、医薬部外品の裏側。本当に体に良いのか?

そこでメールで問い合わせてみました。

大手2社に問い合わせた成分表示のこと

一社目問い合わせ内容とお返事

日用品を扱う大手メーカーのひとつです。メールで質問した内容はこちらです。

お世話になっております。

製品を選ぶ時にどのようなものがどれぐらい入っているのかある程度知りたいのですが、順番はどうなっているのでしょうか。
単純に内容量の多い順番に表示されているのでしょうか?

薬事法、家庭用品品質表示法、医薬部外品の各々で、裏に書かかれている成分の表示は異なりますか?
こちらについても入っている量の順番について教えて下さい。

すぐにメールで返事をいただけました。
さすがに大手メーカーは早い対応ですね。

成分表示について 問い合わせ

なるほど、やはり内容量の多い順番に表示されているようですね。
もう1社他のところにも訊いてみました。

2社目問い合わせ内容とお返事

もう1社、こちらは日用品とメイク用品も扱っている大手メーカーです。質問のメールはこちらです。

お世話になっております。

ホームページを拝見していたら、化粧品と医薬部外品と洗剤などの表示方法が各々法律で決められているように書いてあります。

製品を選ぶ時、どのようなものがどれぐらい入っているのか、ある程度知りたいと思っています。
表示方法についてですが、薬事法、家庭用品品質表示法、医薬部外品によって表示の順番に違いなどありますでしょうか?
単純に多い順番などでしょうか?

こちらもお早い対応でした。
その日のうちに返事が来ました。いただいたメールをご覧ください。

成分表示について 問い合わせ2

ということで、やはり入っている成分の多い順番に明記されているのですね。
内容量の多い順ということが分かれば、あらゆる製品の中身が一体どういうものなのかが見えてきます。謳い文句にふさわしい良心的なものもあれば、目を疑うような驚きの成分内容のものもあるのです。



水の次に多く入っているのは危険成分

最初に問い合わせたメーカーの、とある歯磨き粉の成分表示を見るとこうなっています。

歯磨き粉 原材料

27個の成分が書かれています。
ぱっと見て、表示指定成分だけでもPG、ラウリル硫酸Na、香料、酢酸トコフェノールはすぐ見つけられます。
表示指定成分とは国が危険だと認めている成分の事ですが、成分量の多い順に並べて表示されているのなら、この製品には結構な量の危険成分が入っていることが予想できます。
(表示指定成分について詳しくはこちらの記事へ↓
表示指定成分って何?医薬部外品に書かれる成分とは?

2社めに問い合わせたメーカーの、とあるシャンプーを見てみます。

シャンプー 原材料

こちらも成分の数が多いですね。22種類も入っています。しかも2つ目にラウリル硫酸Naの文字が表示されてます。
こちらも表示指定成分であり発ガン性があると言われている成分です。このような物質が水の次に多く含まれているということですね。
(ラウリル硫酸ナトリウムについて関連記事はこちら↓
【注】歯磨き粉を飲みこんだら毒物コントロールセンターへ

3つ目のラウレス硫酸Naも、皮膚の油分を取りすぎると言われ、皮膚トラブルを引き起こします。他に香料安息香酸Na等の表示指定成分も見受けられます。

とにかく表示指定成分が水の次に多く入っていたのは驚きです。
しかし【水の次に表示されているのが危険な添加物】というのは、高級クリームなどでもよく見られることです。お手持ちのクリームの成分表示を上から順に確認してみると良いかもしれません。

一つ一つの量が少なくても、総量は多くなる

頻繁に使う口紅はどうでしょう。有名メーカーの口紅をひとつ見てみると、

口紅 原材料

およそ50種類です。
BHT、香料を始めタール系色素保存料、界面活性剤などの気になる成分がどんどん並んでいます。最後のほうの赤218、青1などのタール系色素は表示指定成分ですが、中でも青1黄4は明らかな発がん性物質です。

最後の方に表示され、内容量が少ないと思っても6つもタール系色素が使われていたら、当然その総量は多くなりますね。このことについてあなたはどう思われるでしょうか。
(タールの危険性についての関連記事はこちら↓
【危険】口紅の中の化学物質、ご飯と一緒に食べてませんか?

危険な成分はどれ?分かりにくい全成分表示

現在、入っている成分全てを製品に記載するように法律で決まっています。
なのでどの成分が体に悪いのか、いちいち調べなければわかりません。

以前は危険な成分(表示指定成分)だけを表示していました。
つまり「表示されている成分=体に悪い成分」ということで、買い物をするにも安全性を確かめやすかったのです。しかし現在の全成分表示ではそうもいきません。

病気のリスクがある危険な成分が入っていても、小さな文字がギュウギュウ詰めになっている表示を見たところで消費者にはわからないのです。
家族の健康を守るのは、主婦として、母としての大きな仕事のひとつです。大切な家族のために、安心できる日用品やメイク用品などを選ぶようにしたいですね。