2015年、日本では温室効果ガスの排出量が前年度より減ったという、明るいニュースが飛び込んできました。
出典 経済産業省
環境省が発表している日本の2014年度の温室効果ガス排出量は、13億6.500トン(二酸化炭素(CO2)換算)。前年度と比べて、3.0%減少しています。
出典 環境省
これは嬉しいと喜びましたが、世界的に見てひとつの国だけが少し良くなったところで、地球全体がいい方向に向いているわけではありません。
世界の人口2%の日本が莫大なCO2を排出
2012年の資料になりますが、日本は世界で第5番目に温室効果ガスである二酸化炭素を排出している国です。
世界人口が約71億人、日本の人口は約1億2700万人です。
世界の僅か2%にも満たない日本が世界の5番目に温室効果ガスを排出しているのです。
出典 全国地球温暖化防止活動推進センター 加工して作成
温室効果ガスはやはり、工業を主に行っているところがたくさん排出することになります。それをもっとクリーンなエネルギーに変えるなど課題は山積みです。
地球環境については、環境問題、地球温暖化、生物多様性の保全、循環型社会の構築など、地球をひとつとした物差しで考えることが重要だと思います。
地球はたったひとつしかありません。
世界中が協力しないと健全で美しい地球は存在できないのです。
そんなことを思うときに時々私が読み返すスピーチがあるのでご紹介します。
伝説のスピーチ 地球サミットにて
1992年の地球サミット(リオデジャネイロ)で、12歳の少女セヴァン=スズキが話した「伝説のスピーチ」です。
出典 アップリンク
動画では日本語訳が付いています。私は英語がわからず和訳を読むため、彼女の顔を見ることはあまりないはずでした。でもはっきりした口調、声音、そういったものが、どれだけ心に突き刺さったかわかりません。
約5分程度のスピーチです。多くの方に知っていただきたいと思います。
出典 5421tube2 さんのチャンネル
この伝説のスピーチを読んだ時は、涙が止まりませんでした。(多くのサイトにスピーチが掲載されています)
私たち大人はいったい何をやっているんだろう。
愛する家族の為に本当に正しいことをしてるのだろうか。
私は自分の魂に恥じない行動をしているのだろうか。
…と、問いかけずにはいられません。
今はもう立派な大人になったセヴァン・スズキさんは、母親になり、環境活動家としても活動されています。
2011年公開の「セヴァンの地球のなおし方」では、初めて母となるセヴァンさんが自ら出演されています。
監督は「未来の食卓」で有名になったジャン・ポール・ジョー監督。
映画館に行くつもりで持っていた当時のチラシが残っていました。
出典 アップリンク
どうやってなおすのか分からないものを壊しつづけるのは もう やめてください
本当にその通りだと思います。
私に出来る事、地球の為に何か少しでも貢献できること。いつもそう思いながら日々を過ごしています。
「伝説のスピーチ」あなたにはどう受け止められたでしょうか。