我が家ではポン酢が年中活躍しています。冬はもちろんお鍋に、夏は冷しゃぶに欠かせません。
スーパーに並ぶよく見かけるポン酢はどんなものから出来ているのでしょうか。
血糖値に注意が必要な添加物も
原材料名 本醸造しょうゆ、果糖ぶどう糖液糖、かんきつ果汁、醸造酢、食塩、調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料
前の食塩までが食材で、後の3つが添加物です。
甘みは砂糖などではなく果糖ぶどう糖液糖が使われています。
果糖ぶどう糖液糖は天然の甘みではなく、ジャガイモなどのでん粉から作ったものです。甘みが強く価格が安い事が、企業にとっては魅力だと言えます。
しかし異性化糖であるぶどう糖果糖液糖は急激に血糖値が上がる事が懸念されている物質です。
また子供までもが糖尿病になる時代ですが、全く関係がないとは言い切れない成分ではないでしょうか。
(果糖ぶどう糖液糖について詳しくはこちらの記事へ↓
ガムシロップは砂糖じゃない。糖尿病になる日が早まる甘味料)
表示の数より入っている添加物
添加物は調味料(アミノ酸等)と酸味料と香料の3つが書かれています。表示は3つですが、これら全て一括表示です。
一括表示とは複数の添加物を一つにまとめて表示することです。そのため見た目は1つの添加物に見えますが、実はその中には最低2つ以上組み合わせた添加物が入っていることになります。
この場合3つだけの添加物に見えますが、その中には最低でも6種類の添加物が入っていることになります。
(一括表示について詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと)
調味料(アミノ酸等)に使える添加物は、現在56種類あります。
出典 消費者庁 加工して作成
しかもアミノ酸には上の画像の赤線にあるように、他の別添1の既存添加物名簿収載品目リストという資料にある365種類の添加物の中の、アミノ酸と書かれているものも調味料として使っていいので、調味料の添加物はもっと使えることになります。
酸味料
酸味料として使える添加物はここに載っている24種類です。
出典 消費者庁 加工して作成
この中からいくつ酸味料として使っても表示は「酸味料」のひとつだけで済みます。
さらに「別添1の用途欄に「酸味料」と記載された添加物」とあるように、この他に添加物として認められている365種類の成分の中から、酸味料と書かれているものも使って構いません。
これも使うとなると相当数の添加物が使われることになります。
酸味料はさほど気にする程の危険性はないと言われていますが、数が増えれば毒性がどう出るかとか、絶対安全かどうか等は誰も実証していません。
香料
香料の数は更に膨大です。
出典 消費者庁 加工して作成
3ページもあるので途中は省いていますが、ここには150種類の香料が載っていました。一括表示ですからこの中からいくつ組み合わせて使っても、表示は「香料」とひとつで良いのです。
最後に書かれている「別添2に掲げる添加物」とあるように別添2には543もの香料が載っており、それも香料として使って良い事になっています。
香料は人体にも影響を及ぼします。
母乳を介して赤ちゃんにまで影響するものです。
出典 熊本大学大学院自然科学研究科 加工して作成
しかも香料は環境に流れ出せば、そこに生息する動物にも悪影響を及ぼすとされています。
出典 熊本大学大学院自然科学研究科 加工して作成
添加物の怖さは危険性が分かっている物があるという事と、安全性がまだはっきりとしていないものがあるという点にあります。
添加物が使われるようになったのは戦後からです。その歴史はまだまだ浅く、私たちは添加物が安全かそうでないか、毎日自ら人体実験しているようなものだという見方もあります。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
ポン酢を買うなら安心食材を扱うお店で
ポン酢は家で作るなら、ゆずやすだちなどの柑橘系の果汁と、醤油があれば基本は出来ます。
これにかつお節や昆布の出汁を入れ、少し甘みを加えると更に美味しくなります。
今たまたま我が家にあったこちらは、京都の飯尾酒造のゆずポン酢です。
ラベルには嬉しい言葉が書いてあります。
このポン酢なら安心して美味しく頂けますね。
このようなポン酢は安心安全な食材を扱う所には必ず取り扱いがありますから、それを活用するのも良いと思います。