おにぎりは日本が誇る食べ物ですよね。シンプルに塩むすび、オーソドックスに梅干し、おかか、鮭、昆布…食卓はもちろん、学校や職場に持って行くお弁当にもおにぎりは活躍します。
ふりかけタイプのおにぎり用の乾燥食品も売られています。朝の忙しい時間には重宝しますよね。
そんなおにぎり用の一番シンプルな乾燥食材は、どんな原材料なのでしょうか。
成分表示以上の添加物が隠れている
原材料名 味付大根葉(大根葉、食塩、砂糖)、白ごま、黒ゴマ、 調味料(アミノ酸等)
シンプルな内容ですね。
砂糖が入っているのを見てお婆ちゃんの知恵袋を思い出しました。
ほうれん草の胡麻和えにとすり鉢でごまをすって醤油と砂糖で味付けし、今度はすり鉢にご飯を入れて、すり鉢の縁についた調味料を混ぜ込んでおにぎりを作ってくれました。わずかな調味料でも無駄にせずに使う昔の人の知恵ですね。
話が少しずれましたが…
おにぎり用の乾燥食材に砂糖が入っているのは分かりましたが、一番最後の調味料(アミノ酸等)が残念です。調味料(アミノ酸等)は一括表示が許されている添加物です。
一括表示とは、 複数の添加物を1つの名前にまとめて表示することです。
(一括表示について詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと)
調味料(アミノ酸等)は表示はひとつであっても、中に含めても良いと認められた添加物の数は現在56種類にも及びます。この中からいくつ添加物を入れても「調味料(アミノ酸等)」というひとつの表示で良いのです。
出典 消費者庁 加工して作成
その上別添1に書かれている調味料(アミノ酸と書かれたもの)も使っても良い事になっているので、使える添加物の数はまだ増えます。(こちらの成分は表示が必要です)
それら全てを把握できるわけではないですし、子供のお弁当などに使う場合にも不安を消し去ることはできません。
食品添加物が増えてきたのは戦後からです。添加物の歴史はまだまだ浅いと言っても良いでしょう。添加物の怖さは安全性がはっきりとは分からないところにあります。
いくつもの添加物が体内で混ざり合った時、どう反応が出るかはなかなか調べようがありません。私たちは今まさに添加物の人体実験をしている真っ最中だとする考え方もあるのです。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
見た目はたった一つだけしか添加物が入っていないように見えたおにぎり用のふりかけですが、一括表示の添加物があるとどれだけの数の成分がその中に入っているのか分かりません。
おにぎりはやはり梅干しやおかかで家で作ったものが安心して食べられますね。
ちなみに梅干しも市販のものには添加物がよく使われているので注意が必要です。
(詳しくはこちらの記事へ↓
梅干しは不妊・ダイエットに嬉しい効果!添加物がなければ。)
青菜の塩漬けで簡単おにぎり
青菜を入れて菜飯のおにぎりにするなら、簡単に大根の葉っぱを湯がいて固く絞り、細かく刻んで塩とご飯にまぶしておにぎりにするのも良いですね。
私は家で漬けた青菜のお漬物を刻んでおにぎりにしたりします。
先日も高菜を塩漬けにしたものでおにぎりを作りました。主人のリクエストで天ざるにした時の写真です。
家で単に塩漬けした高菜のおにぎりですが、残りご飯でもおにぎりにすれば、雰囲気も変わってご馳走っぽくなります。
家にある食材で安心安全なおにぎりにしてくださいね。