以前全く無果汁のソフトドリンクについて取り上げましたが、その作り方には恐れ入りました。添加物だけでソフトドリンクは作ることができるのです。
(詳しくはこちらの記事へ↓
色素は天然か合成か?添加物だけでも作れるジュース

水にぶどう糖果糖液糖を入れただけでは甘すぎてとても飲めません。それが酸味料香料を混ぜると、あたかもジュースの様に美味しく飲めるようになるとは驚きでした。

この添加物という白い粉は、飲み物だけに使われているのではありません。

たとえばラーメンの粉末スープには大量の塩が使われているので、それだけでは辛くてとても飲めないと言います。しかし、グルタミン酸ナトリウムたんぱく加水分解物を入れることで美味しく飲めるようになります。これとよく似ていますね。
(ラーメンの粉末についてはこちらの記事へ↓
インスタントラーメンの粉末スープの原材料について
グルタミン酸ナトリウムについてはこちらの記事へ↓

L-グルタミン酸ナトリウムで体調不良?子供の脳に悪影響

添加物だけでジュースでもラーメンでも、何でも作ることができるのです。

市販の食品は問題が山積み

だんだんと消費者も知識をつけてきているので、最近のジュースはタール系色素を控えているものが多いようです。
しかしタール系色素が他の物に変わったからと言って、安全になった訳ではありません。

天然系と称して蚕の糞が色の原料に使われたり(緑色)、サボテンに付く虫が入れられていたりすることもありますし(赤・ピンク色)、カラメル色素だったり、他にも一緒に入っている香料、合成のビタミンC甘味料、ぶどう糖果糖液糖、保存料安息香酸Na…問題は山積みと言えるでしょう。

やはりフレッシュな果物を絞ったものが一番安心できますね。

オレンジ

新鮮な果物ならビタミンを始めとする栄養が豊富で、今注目のファイトニュートリエント(フィトケミカル)も摂ることができます。



注目のファイトニュートリエント

ファイトニュートリエントは、第7番目の栄養素として注目されているものです。

炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルを昔は五大栄養素と呼び、体にとって大事な栄養素として認識されていました。
最近はこれらに食物繊維と、ファイトニュートリエントを加えた7つを七大栄養素と呼ぶようになってきました。

ファイトニュートリエントは植物栄養素のことで、野菜や果物の中にある抗酸化作用のある成分です。フリーラジカルなどの体に良くないとされる活性酸素を除去する力を持った栄養素のことを言います。

聞き慣れたところでは、フラボノイド(ポリフェノール)、クロロフィル、リコピン、カロチン、アントシアニン、ベーターグルカン、カテキン、ルテインと言ったところでしょうか。最近よく耳にしますよね。
トマトにはリコピン、人参にカロチン、ブルーベリーにアントシアニンは有名ですね。これらを総称してファイトニュートリエントと呼びます。

トマトジュース

添加物の不安もなく、ビタミン補給やファイトニュートリエントを摂るにはジュースが手軽で良いと思います。健康の為に、ぜひフレッシュジュースを作ってみてはいかがでしょうか。

低速ジューサーを利用するのも良いですね。
自分に合った方法で無理せずに作ってみてください。