長年疑問に思っていた食品があります。
主人が好きで、我が家には年中在庫がある一袋ずつパッケージされている小餅。

お餅

どうしてカビが生えてこないのでしょうか?

カビが生えたことのない餅

このタイプの餅は一袋ずつなので、必要な分だけ焼いて食べることができます。
正月以外は時々思い出しては食べるのですが、一袋に結構入っているものを買うので全てを食べ終えるまでに相当な日数が掛かります。

時々気温の変化のせいか、小餅の小袋の中に水滴がつくこともあります。これは水分がある証拠ですよね。

水滴のついた餅

なのに今までカビが生えたことが一度もありません。
和菓子屋さんで買う餅は、数日もすれば黄色や緑のカビが発生してきます。なのにうちにある餅は、長期間おいていてもカビが生えてこないのです。

これって不思議じゃないですか?変だと思いませんか?一体なぜなのでしょうか。



保存料なしでなぜカビないのか問い合わせ確認

家にあった小餅の原材料名です。

小餅 原材料

原材料名のところには、水稲もち米(国内産)としか書かれていません。
ここのどこにも保存料の表示はありません。表示が免除される加工助剤で保存料となるものが入れられているのかもしれませんが、はっきり理由が分かりません。
長年分からないままでしたので、今回メーカーに問い合わせてみることにしました。質問したメールはこちらです。

餅質問

夕方メールしたのですが、その日のうちに返事を頂きました。
転記はしないでくださいとはどこにも書かれていませんでしたから、そのままここに載せたいと思います。長文ですので後で簡単に要約しますが、お時間のある方はじっくり読んでみてください。

お餅 お問い合わせ 返事

これでやっと長年の疑問が解決しました。素晴らしい企業努力です。本当に感動しました。

添加物を一切使わない無菌製法

本当に保存料等の添加物は使われていないのだろうかという疑問と心配は、一切使われていないという事で大変嬉しく思いました。
そして保存料を一切使わずカビなどを発生させない工夫は圧巻です。頂いたお返事を要約すると、こうなります。

 

最初にもち米を洗って菌などの数を減らします。
次にもち米を蒸すことで無菌状態にします。
これを無菌のまま個別に一個づつ包装するのです。(もちろんこの工場はクリーンな環境の工場です)

しかしこの包装する工場に人間の作業員もいます。人は体中、雑菌だらけですよね。
そこから菌が移らないように気を付けた上で、個別包装後に紫外線で殺菌します。

そして個別包装の餅が入った袋に脱酸素剤を入れることで、外袋内を無菌状態にしているということでした。

安全なおすすめ餅

長年の疑問が解けて、しかも保存料も一切使われてなくて安心しました。

合成の安い保存料を使えば手間暇は掛かりませんが、そうすることなく無菌状態を保つことは大変な事だろうと思います。
そういった手間も惜しまず作ってくれているなんて感動ものです。

きむら食品 うさぎ一切れパック丸もち

これからも安心していつでも食べることが出来ます。こんなメーカーさんに拍手ですね。