人が生きていくのに絶対必要なものがあります。物質的に思いつくものでは、空気と水と食料があります。その中のひとつ、水について面白い本を読みました。
15年ぐらい前に出た本で、水の結晶の写真が載っています。水からのメッセージなのではないかと思えるような写真集です。「水からの伝言」という本です。
この本の中には、え、本当に!?と言うような、神秘的な水の世界が記されています。
もしかしたら本当に、水に意識があるのかも…と思ってしまいます。
今回はそんな不思議な水の話です。
世界初 水の結晶の写真
この本の著者の江本勝氏は国際波動友の会 会長、IHM総合研究所 所長を務め、アメリカでのリー・H・ロレンツェン博士との出会いが水の研究を始めるきっかけになったそうです。
水の結晶を写真に収めるというのは今まで誰もやった事のない実験ですから、水の結晶の一枚目の写真を撮るまでに2ヶ月の時間と何千枚というフィルムが使われたそうです。
そして初めて写真撮りに成功した写真がこちらです。
綺麗な6角形をしています。雪の結晶のようです。
このあとも全国、全世界のきれいだと言われている名水の写真が続きます。
日本の名水
私が綺麗だなと思ったのは山梨県北巨摩郡長坂町の三分一湧水(さんぶいちゆうすい)です。
なんて綺麗なんでしょう。
広島県の「西条の湧水」も美しいですね。
日本各地の湧水などの名水は、本当に美しいですね。日本が水の豊かな国だという事がよく分かります。各地の綺麗な水の結晶は他にもたくさん本に載っていました。
では日本の水道水はどうでしょうか。
日本の水道水
東京品川区の水道水はこんな写真です。
水道水ですから水を出した時はもちろん無色透明ですが、結晶にして写真になればこのようになるのですね。
大阪の水道水はどうでしょうか。
こちらも予想通りというか、結晶になりきれていません。
かつては水の都と言われた大阪はいまや、水道水が臭いことで有名です。残念なことです。
水に音楽を聴かせてみる
この実験では水に音楽を聴かせるといった実験も行っています。
水に音楽を聴かせるなんて突拍子もない発想だと思いますが、それを思いついて実行に移されるのが凄いですね。そしてまたそれぞれ結果が出ています。
ベースになる水は不純物が少ない精製水を使い、精製水の入った瓶をふたつのスピーカーの間に置いて、普通の音量で音楽を聴かせた後に写真撮影したものです。
バッハの「ゴールドベルク変奏曲」を聴かせてみると
何だか哲学的な結晶のようですね。
日本の曲で美空ひばりさんの「川の流れのように」も聴かせています。
美しい名曲だと思える結晶です。
水に文字を見せてみる
そして次に行われた実験は、水に文字を見せるというものです。
本にもありますが、水に文字を見せるなんて世間の常識から外れています。それでも実行するところが面白いですね。
文字は日本語があったり英語だったり韓国語だったりします。どれもワープロで打っています。
まずは「ありがとう」と瓶に貼った時の結晶の写真です。
綺麗な結晶になっています。他の国の言葉でも、綺麗な結晶です。
「ありがとう」も「Thank you」も綺麗な結晶になるのです。
一方今度は「ムカツク・殺す」と書いた紙を貼っておきます。するとこんな結果になりました。
色も汚く、結晶になっていません。
「ばかやろう・You fool」と書いたものを貼ったらこうなりました。
こちらも透明だったはずの精製水が、汚い色でドロドロな感じです。不思議ですね。
私たちの地球は「水の惑星」
私達が住んでいるこの地球は「水の惑星」と呼ばれています。地球の表面の約70%は水です。
生まれてくる時の赤ちゃんの体はおよそ70%が水分です。
この本にもありますが、水素ふたつと酸素ひとつのみから出来ている水に何らかのエネルギーが存在するなら、マイナスのイメージの言葉は止めて綺麗な言葉と感謝の気持ちを持って日々を過ごす方が良いと思います。
「水からの伝言」の著者江本勝氏は、多くの水の結晶を見てきた中で、「愛・感謝」の言葉を見せた水の結晶が一番美しいと仰っています。
疑似科学だとか嘘だとか様々な意見がありますが、大切なのは日々の生活に愛情と感謝の心を持ち、生きていくことなのではと思います。
水がキレイになるように環境を大切にしたり、自分や周りの人が幸せになるような言葉遣いをしているか、そういうことに改めて気づかせてくれる本だと私は思います。
不思議な水のお話しでした。
参考図書