とことん健康に気を遣う知り合いが、どうしても仕方がなくてコンビニで死ぬ気でおにぎりを買う事があると言ってた事があります。死ぬ気とは大げさなと思いますが、コンビニおにぎりの実態を知ればなるほどと思わざるを得ません。
おにぎりに限った事ではありませんが、売り上げを上げたいとなると当然ながら消費者が納得するような価格の商品作りをしなくてはなりません。
その内容を見てみましょう。
おにぎりの原材料は本来シンプルなはず
近くのコンビニに行ってみました。
梅干しと昆布で見てみます。
梅干しのおにぎり
次に添加物が明記されています。
しっかり添加物が入っていますね。昆布おにぎりはどうでしょうか?
昆布のおにぎり
とあり、
と書いてあります。
こちらも添加物が入っていますね。
「添加物は国が認めてるから使ってるんでしょ?だから売られているものは大丈夫なんじゃないの?」と思われている方もいるかも知れませんが、添加物の怖さははっきりと分かっているものもあればまだ未知数の物もあるのです。
添加物の安全性確認試験
添加物の安全性を調べるための確認の試験はもちろん行われています。その名称は毒性試験です。
毒性試験は試験を行う試験機関によって結果が真っ二つに分かれる事もあり、どこを信頼すればいいのか分からないのが現状です。安全なのか安全でないのか分からないということですね。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
また、この毒性試験だけでは確認できない問題点も実際にあるようです。
添加物については、まだまだ人体実験中という段階だとする見方も出ています。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
本当に安全とは言い切れない
成分そのものが安全とは言い切れないこと以外にも問題点はあります。複数の添加物を同時に摂取してしまった場合の添加物の相互作用も、全くの未知数だと言うことです。ひとつの添加物では危険性はないとしても「これとこれを同時に摂ったらどうなる」といった試験は行われていないのです。
添加物のことを考えながらコンビニで買い物することはあまりありません。組み合わせなんて考えたこともないでしょう。
しかしほとんどの場合、1つの食品にすでに複数の添加物が含まれています。他にもついでにと別の食品を食べれば、あっという間に添加物の数は膨れ上がっていくのです。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
安価な値段設定に添加物は不可欠
私が確認した梅おにぎりに入っていた添加物は5つです。昆布のおにぎりも4つしか入っていません。(正確に言えば一括表示の添加物も入っているので、ふたつとも最低でも7つ以上の成分が入っていますが…)どちらもご飯ではなく具材の梅干しや昆布に使われている添加物でした。
梅干しも昆布も自宅で作る場合は添加物などは使いません。しかし売られているおにぎりにはどうしても添加物が含まれてくるのです。それを大量に生産することであの100円台の価格が実現するのです。
高額になってしまうと消費者はきっと買わないでしょう。
健康的とは言い難いおにぎりですが、入っているのは表示されている添加物だけではないということにも注目です。
表示義務がない精米改良剤、古米に加える添加物
おにぎりのベースになるご飯ですが、ご飯の原料は消費者が好む「国内米使用」と書いてあります。何だか上等のような気がします。もちろん日本産なのでしょうが、この米自体に添加物が入っているのはほぼ間違いないでしょう。
艶を出すためのプロピレングリコールや古米を割れにくくするリン酸塩、甘みを増すD-ソルビット等の精米改良剤が使われている可能性があるのです。精米改良剤のプロピレングリコールは自動車の不凍液と同じ原料のものですが、表示の義務がなく誰にもわからないようになっています。
精米改良剤は私たちが買うお米よりも、外食産業、コンビニ、持ち帰り弁当に多く使われています。
これも価格を押さえる為です。
有名どころの国内産の新米等を使っていたら、やはりあの価格では商品に出来ません。安く仕入れられる古いお米を使っていると思われます。
材料のベースとなる米、具材の梅干し、昆布に至るまで添加物が入っていますから、もうどうしようもないですね。常食していて病気になっても仕方がないかもしれません。
体調不良は添加物のせい?体験談
息子は高校ではスポーツをやっており、遠征試合に行くからと何日か家を離れる事がよくありました。家から離れるので、もっぱら食事はコンビニに頼っていたようです。
帰って来ると「コンビニのおにぎりを続けて3回食べると、決まってお腹の調子がおかしくなる」といつも言っていたのを思い出します。
息子の体はちゃんと正常に反応していたのだと思います。お家ごはんで大きくなったので、今まであまり食べたことのない添加物にお腹が素直に反応した結果でしょう。
家で梅干しや佃煮昆布を入れて作るおにぎりはとても美味しいものです。
おにぎりはいたって簡単に出来る、日本を代表するファーストフードだと思います。どこでも気軽に食べられるファーストフードのおにぎりは、やっぱり手作りが一番ですね。
今回調査したおにぎりの具材、梅干しと昆布については関連記事に書いていますので、ご参考にご覧ください。
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