うちでは夕飯のメインは魚が多いです。
お刺身、焼き魚、煮魚に、鰯の天ぷらのような揚げ物も作ります。日本料理は同じ魚であってもバリエーションが豊かですよね。

魚メニュー
そんな中でたまに自家製で作るのが、京粕漬けと言われる粕漬けです。

日本古来の京粕漬けのファンに

京粕漬けで私が一番好きなメーカーは魚久さんでしょうか。ここの京粕漬けに出会ってから京粕漬けのファンになりました。

京粕漬魚久
京粕漬魚久

粕漬けはアミノ酸も摂れるので、そういう意味でも取り入れたい食材です。
でもけっこう値が張るので自分で作れないかと思っていたら、粕漬けのベースとなる酒粕に出会いました。



スーパーには置いてない!レアもののふみ込み粕

城陽酒造のふみ込み粕です。

酒粕

ふみ込み粕は酒の製造時に必ずできて、混ぜ物も一切なしで漬物などに使えるものです。
スーパーでは板状の酒粕は売られてますがふみ込み粕はまず取り扱いがありません。(お酒の製造メーカーの直売をしていたら置いているかもしれません)酒粕よりはるかに量が少なく数が少ないのでネット上でもあまり見かけません。

一年物のふみ込み粕は漬物ならいわゆる粕漬けになります。
熟成させた2年物のふみ込み粕はもっと色が濃く、奈良漬けに適しています。

私は一年物のこのふみ込み粕を味付けして魚の切り身やイカなどを漬け込み、料理に活用しています。

我が家の粕漬けレシピのご紹介

おいしい酒粕料理として、表には

甘酒
酒まんじゅう
粕汁
粕漬け

と書いてありました。裏はこうなってます。

酒粕 原材料

中身は清酒粕オンリーです。
お皿に入れるとお味噌みたいな色ですが、アルコールの香りがします。

皿に入れた酒粕

これに大体次の分量の調味料を入れてよく混ぜ合わせます。

酒粕 200g
料理酒70cc
みりん 70cc
砂糖 大さじ3
塩小さじ1

魚だと切り身で4切れほど漬けられます。今日は生の鮭を漬けてみます。

生鮭

切り身の鮭を並べてガーゼで包み、その上に粕漬けを塗っていくという丁寧なやり方もありますが、楽をしたい私はジップロックなんかに直接入れます。

ジップロックに入れた酒粕と生鮭

しっかり空気を抜いて冷蔵庫に保管し、3日程寝かせます。このまま冷凍保存も出来るようですよ。
粕漬けはこれで完成です。

あとは綺麗にふみ込み粕を取り除いて、焦げないように気をつけながら焼くだけです。
家族には好評ですけど、少しは魚久の味に近くなったかしら?…と、ドキドキしながら食べています。

粕漬け完成

レシピの塩のところを味噌に変えれば味噌風味の粕漬けになりますし、醤油でも美味しいですよ。味付けはお好みで変えられます。

ベースのふみ込み粕は滋賀県長浜の酒造メーカー直営店でも買った事があります。
スーパーではなかなか手に入りませんが、全国どこでもそういうところで購入出来ると思います。

ふみ込み粕も天然のアミノ酸がいっぱい入った調味料ですから、美味しくて体も喜ぶと思います。ぜひお試しくださいね。
(安全農産では年間に60~80袋だけ一年物のふみ込み粕の取り扱いがあります。お問い合わせしてみてもいいかもですね)

安全農産
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