今日スーパーに行くと、かき氷のシロップが目に留まりました。
タール系色素は使っていないかな?と、成分表示をを見てみました。すると、けっこうショックを受ける内容だったのです。
原材料は食品添加物
かき氷の代表的なイチゴ味です。
想像していた以上に成分名が出てきました。入っている全てが食品添加物です。ここまでだとは驚きです。
子供の頃は自宅でかき氷を作ってよく食べましたが、食品添加物だけで作られたシロップだったんですね。
もう少し詳しく見ていきましょう。
小学生も糖尿病になる甘味料
甘みのメインとなる一番量の多い原材料もぶどう糖果糖液糖です。砂糖やはちみつなどの自然から摂った甘みではなく、人工的に作った甘味料です。
人工的に作ったぶどう糖は、自然の甘味料よりもずっと早く吸収されます。
近年、糖尿病の小学生が多いと言われてます。それはジュースやお菓子に使われている、ぶどう糖果糖液糖が原因のひとつではないかと見る専門家も居るのです。
(ぶどう糖果糖液糖について詳しくはこちらの記事へ↓
ガムシロップは砂糖じゃない。糖尿病になる日が早まる甘味料)
「天然色素」は虫
イチゴの赤色の色素はタール系色素ではなく天然系の色素でした。
化学物質が悪くて天然が良いと思いがちですが、あながちそうではありません。
コチニールはサボテンに付くエンジ虫を乾燥させ、色素を取り出したものです。
虫なので「天然」ということになりますが、消費者庁が注意喚起を行っています。
出典 消費者庁 加工して作成
その症状は危険で、呼吸困難も報告されています。
出典 消費者庁 加工して作成
「コチニール」で検索したら、どのような虫が原料なのか画像も見つかると思います。
私は興味本位で調べてしまいました。特に虫嫌いというわけではないのに、あまりの衝撃画像の数々に見てしまったことを後悔しています。
複数の添加物をひとまとめに表示
香料や酸味料、調味料(有機酸等)は一括表示です。一括表示とは、複数の添加物をいくつ混ぜても、1つの名前にまとめて表示ができることを言います。
どんな物質がどれだけ入れられているかは、私たち消費者には分かりません。
(一括表示について詳しくはこちらの記事へ↓
「保存料不使用」は本当?一括表示で消費者を欺く法の裏ワザ)
それぞれに入れられている成分が、お腹の中でどう化学反応を起こしどう作用するかは解明されていません。
それはまだ私たちが身をもって人体実験している最中のようなもので、こうだと断定した人はいないのです。
出典 食品・化粧品危険度チェックブック 加工して作成
中身の分からない添加物
増粘多糖類は一括表示ではありませんが、2つ以上の成分だったら増粘多糖類と表示して良い事になっています。
天然で危険性の低いものもよく使われるようですが、合成で危険性のあるものも当然使われるので安全とは言い切れないでしょう。
そしてこのかき氷は甘味料としてアマチャとカンゾウが入っているようです。カンゾウが甘草抽出物なら、要注意です。
甘草の主成分はグリチルリチン酸と言い、薬にも使われている成分です。薬として使う場合、一日の最大配合量は200mgと決められています。
カンゾウ抽出物はドレッシングやスナック菓子など、多くの食品に含まれていますが、一般的な食事では医薬品として規定されている200mgを超えることはないと言われています。
ですが、もしもグリチルリチン酸を含む薬を服用しているなら、食品と薬からの合計量が規定量を超えないように注意する必要があります。
出典 札幌市 加工して作成
もうひとつのメロン味は、色はタール系色素でした。こちらも危険ですね。
このような内容のかき氷シロップはとうてい使う気にはなれません。
でもお子さんがいたら、夏の暑い日にはかき氷を食べさせてあげたいですよね。
そこで代わりになる安全なものを次回は紹介したいと思います。
こちら→酵素が生きてるかき氷シロップ手作り安全レシピ