色素は天然か合成か?添加物だけでも作れるジュース

小さな子は冷たい飲み物が大好きですね。私も子供の時にはさんざん飲みました。

 

たくさんのジュース

 

今はジュースと言えば天然果汁100%のものを時々頂きます。

しかしちまたには果汁の少ないものや、全く果汁の入っていない無果汁のソフトドリンクも売られています。 無果汁のものは法律上ジュースという分類ではないようですが、 果汁が入っていなくても、オレンジジュースやメロンジュースと呼ばれたりします。
(100%果汁のものだけをジュースと呼ぶと JAS法で法律が改正されるまでは、全く無果汁であったとしても、商品名に「〇〇ジュース」のような名前が付けられていたので、そのなごりで今でもソフトドリンク全体をジュースと呼ぶのだそうです)

そのジュースに似たソフトドリンクは 、一体どんなからくりでジュースになっているのでしょう。
食品添加物の第一人者の安部司さんの講演会で、実際に見せて貰った事があります。それはまるでマジックショーを見ているかのようでした。

 

 

レモンジュースの作り方

 

  1. 水の入ったコップにタール系色素黄色4号を入れます。
  2. 次に白い粉の酸味料を入れて
  3. レモン10個分のビタミンCとなるよう、アスコルビン酸を0.2g入れます。
  4. 甘みを出すためにぶどう糖果糖液糖を入れ
  5. レモンの香りの香料を入れます。

(レモン〇〇個分、というのは少し怪しいです。アスコルビン酸について詳しくはこちらの記事へ↓
「レモン〇〇個分のビタミンC」は本当?栄養素が働く仕組み

(ぶどう糖果糖液糖についてはこちらの記事へ↓
ガムシロップは砂糖じゃない。糖尿病になる日が早まる甘味料

すると、見た目も味も香りもどれをとっても立派なレモンジュースの出来上がりです。

 

レモンジュース

 

メロンジュースの作り方

 

  1. 水の入ったコップにタール系色素青色1号黄色4号を混ぜます。
  2. 絵具と同じで青と黄色を混ぜると緑になります。
  3. 白い粉の酸味料を入れて
  4. ぶどう糖果糖液糖を入れて
  5. メロンの香りの香料を入れます。

これでそれらしいメロンジュースの出来上がりです。

メロンジュース
さて、この製法のジュースでは、心惹かれる商品名がパッケージに書かれていると思います。しかし残念なことに、色素はタール系色素と表示されてしまいます。

健康を気遣う人だとタール系色素は敬遠されるかもしれません。タール系色素と書かれた表示を見たら、このジュースを選ばないかもしれませんよね。そこでメーカーとしては、消費者に好まれるであろう 天然色素入りのジュースを販売したいところです。
ジュースの色を天然色素に変えるとどうなるでしょうか。

 

かつての衝撃的な天然色素

 

緑色は蚕の糞の「天然色素」

現在は食品業界の開発も進んで色々な色素が出ていますが、昔よく見た天然色素の中にはこのようなものもありました。

ジュースの色を天然色素にするために、タール系色素の代わりとして使われた緑色の粉。これは蚕の糞から取った天然色素です。蚕は桑の葉しか食べませんから、緑色の糞になるのです。

ぶどう糖果糖液糖と酸味料と香料とこの天然色素を使えば、天然色素のメロンジュースが出来上がります。「蚕の糞」とはもちろん表示されません。
緑の天然色素を見れば、蚕の糞じゃないか確認すると良いかもしれません(今ではあまり見かけませんが、一応ですね)。

 

赤は虫をすり潰した「天然色素」

赤にしても同様です。イチゴジュースもタール系色素で簡単に赤色にできますが、天然色素のイチゴジュースの方が消費者に好まれます。
そこでサボテンにつくエンジ虫(エンジ色)をすり潰したものを使用します。虫は自然のものですから、天然色素と表示できるわけです。しかしもちろん「虫」とは表示されません。

ぶどう糖果糖液糖と酸味料と香料と天然色素を入れれば、天然色素のイチゴジュースの出来上がりです。

 

イチゴジュース

 

このエンジ虫、多くの食品に使われています。物質名はコチニールです。エンジ虫とは書かれていません。現在ではジュースよりも、例えばかまぼこのピンク色や、サンドイッチのハムなどに多く使われています。

 

コチニールは虫

 

「コチニール」で検索してみるとどんな虫なのか画像がたくさん出てきます。勇気のある方は見てみてください。(下のリンクで検索結果に飛びます)
※虫嫌いの方は絶対にお止めください。特に虫嫌いではない私が、すぐ画面を閉じるほどの衝撃映像でした。

コチニール画像 ※虫嫌いの方は閲覧要注意

また、コチニールには危険性もあり、消費者庁は注意を呼び掛けています。

 

コチニール (1)
コチニール (2)
出典  消費者庁 加工して作成

 

添加物を使って作られる ジュースは、水にぶどう糖果糖液糖を入れ たものを基本にして作られますが、そのままでは甘すぎてとても飲めないそうです。ですが酸味料と香料を入れる事で甘みが緩和され、あたかもジュースの様に美味しく飲めるようになるのです。

私たち消費者からするとマジックのようですよね。その作り方の一部始終がこちらの動画におさめられています。なかなか興味深いので、ご覧になってはいかがでしょうか。
2分25秒あたりから実演されています。

 

出典 tuba っち

 

私が調べた限りでは、現在ジュースの天然素材の色素には、べにばな色素・カロテン色素・アントシアニンのような植物系の原料からとっているものが主流のようです。 天然色素でないものは合成のタール系色素を使っています。

先にも少し触れましたが、動画にあるようなサボテンにつくエンジムシの色素コチニールは、現在ではジュースではなくかまぼこやハムに使われることの方が多いようです。購入する時はご自分で確認すると良いでしょう。

 

美味しいジュースが飲みたい。そんな時は自分で生のフルーツを絞ればオリジナルのフレッシュジュースを作るか、市販の100%フレッシュジュースという選択肢もあります。

 

【自然食品】りんごジュース(缶)
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過度の砂糖の摂り過ぎに注意するためにも、このようなジュースを選択されてはいかがでしょうか。







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