お正月には欠かせないお餅。一袋ずつ包装された小餅にカビが生えないのが不思議で、以前メーカーに問い合わせたことがありました。
かなりの手間をかけて無菌状態を保っているのだと分かり、感動したものです。
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圧巻の工夫に感動!保存料なしのお餅の作り方

どこのメーカーも同じように無菌で作っているのかなと思っていたらそうじゃないメーカーもあり、やはりきちんと成分表示を見て購入すべきだと思いました。
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餅の原材料に「水稲もち米」がない!?一体何で作るのか

先日また違う大きなショッピングモールの食品売り場で、美味しそうな切り餅を見つけました。

焼いた切餅

焼くと香ばしい豆入り切餅、ピンクの海老入り、海苔入り…全種類食べたくなりますよね。生かきもちとパッケージには書かれています。
もちろん成分表示を確かめます。と、少し残念な結果となりました。

たった一つの添加物でせっかくの国産の原料も台無し

生かき餅 原材料

原材料名 餅米(国内産)、食塩、大豆、えび、のり、着色料(赤102)

最後に書いてある着色料(赤102)が残念ですね。たったひとつの添加物で台無しです。
このメーカーの海老だけの棒餅も見てみました。

海老餅 原材料

餅米(国内産)、食塩、えび、着色料(赤102)

せっかく国内産の餅米を使っているのに、またこの着色料(赤102)のせいで非常に勿体ない気がします。

発がんの恐れがある着色料(赤102)

赤色102号は福神漬け、紅生姜ハム、ソーセージたらこ等多くの食品に使われているタール系色素です。発がん性があり使用禁止の国もあります。

着色料 タール系色素 赤102
出典 特定非営利活動法人 日本アトピー協会

この赤色102号以外は国産の餅米をベースに作られていますから、本当に余計に残念です。
海老だけ入れたのではきっとこんなに綺麗なピンク色が出ないのでしょう。もっとピンク色にするにはたくさんの海老を使わなければならず、コストが高くなるのかも知れません。

見栄えの良い製品ばかりを求めたがる私たち消費者も、考え方を改める必要があるのだろうと思います。
安全を優先して安心できる本物の製品に価値を見出すようにするべきなのかもしれませんね。