ジャムを手作りされている方はけっこう多いですよね。イチゴジャムに始まり梅ジャム、ブルーベリージャムと、年中何かしらジャムを作っているまめな友人もいます。
私はおすそ分けを頂いてばかりですが、これだけは毎年作るというジャムがたったひとつだけあります。それは秋のシーズンに作る花梨ジャムです。

新鮮、無農薬「花梨」

近くの公園に花梨の木が数本あり、主人が「花梨でジャムができるそうだ」と聞いてきました。そちらの公園担当の市の方は、「花梨は要りませんか?」と毎年言ってくださいます。
最初の頃は、幾つか貰っては「花梨は喉に良いみたいだ」と、はちみつ漬けにしたりしていました。でもありがたい事にあまり風邪もひかないので、毎年残ってしまうのです。(ナントカは風邪をひかないとか言いますね)

そこで試しに教えて頂いた通りにジャムにしたら、これがとても美味しくて…残ることもない美味しさです。パンやヨーグルトにつけて頂きます。

今年の花梨の幾つかの写真です。

無農薬 かりん

スーパーでも売っていますが、新鮮さが伝わるでしょうか。
その年ごとに実がたくさんつく時と、そうでない時とありますが、本数があるのでいつも友達にお裾分けできるほど作れます。
新鮮採りたてということと、何といっても農薬、消毒薬がかかっていないことが一番嬉しいですね。

採りに行く時は主人がいる時。いつも頼んで一緒に行きます。

その後の調理も手伝って貰います。綺麗に洗った花梨の実のカットは主人の役目です。花梨ってとても固いんですよね。私の力ではこの量全てをカットするのはとても出来ないので、主人には感謝です。



我が家の手作り「花梨ジャム」の作り方

大きな鍋にカットした花梨を目いっぱい入れます。

かりんジャム作り方レシピ

種を取り除くとか、皮を剝いたりとかはしません。ざくざくとカットするのみです。

ひたひたに水を入れたら火にかけて一旦沸騰させ、その後弱火にします。花梨のエキスが出てくるのをひたすら待ちます。

ある程度するとエキスが染み出て黄色っぽくなってきます。時間にして30分ほど炊きます。

その後全部の花梨の実を取り出して、今度は砂糖を加えます。加える砂糖の分量は、花梨エキスの重量の約4分の1です。
今日は安全農産のザラメを使いました。ザラメは甘味が強いので花梨ジャムに向いていると思います。

安全農産 ざらめ 種子島生まれの砂糖

後は弱火でとろみが出るのを待ちます。

少しとろみが出てきたら、そのまま置いて加減を見ます。熱い時にまだ緩いかなと思っても、ジャムなので冷めると固くなることも多いんですよね。満足いく仕上がりにするには、加減を見るのは大切です。
冷めてもまだトロトロだったら、ちょうどよい加減になるまで火をかけて煮詰めていきます。

花梨ジャム出来上がりました!

今日出来上がったのは、ふたつの鍋で瓶4つ分です。

手作り かりんジャム

市販されている花梨ジャムは果肉も入れているみたいですが、うちではエキスだけで作っています。元の花梨をただで頂くので贅沢に作らせてもらっています。
味はもちろん最高です。