かつて子供がまだ小さく、あまり食品添加物を知らなかった頃のことです。
我が家ではお弁当のおかずの一品に、たまにレトルトのミートボールが登場していました。なるべく手作りのミートボールを作り置きし、冷凍していても、やはり足りない時には重宝したものです。

 

お弁当

 

後にお弁当も必要なくなり、ミートボールの開発秘話を知ってからは一度も買うことがなくなった食品でした。

でもスーパーには堂々と「無添加調理」と書かれているミートボールやハンバーグでがいくつも並んでいるのです。

裏の表示を見ると、確かに添加物らしい名前は書いてありません。
一体どのあたりが「無添加調理」なのか気になっていたのですが、その製造工場が見学できると知り、さっそく行く事にしました。

 

大人気の工場見学と無添加調理の取り組み

 

見学に行かせて貰ったのは、イシイ食品の京丹波工場です。
8月上旬に電話で申し込みをしたら、夏休み中はもう予約でいっぱいだと言われました。見学される方がそんなたくさんいらっしゃるのですね。
そしてようやく先日、楽しみにしていた見学へ行けたのでした^^

イシイ食品は1946年設立した時は佃煮の製造が初めでした。
1970年に業界初の調理済みのチキンハンバーグ(チルド)を世に出します。
ミートボール(チルド)が開発されたのは1974年のこと。

説明して下さった担当の方に訊いてみましたら、やはり開発当時は通常の食用としては流通できない端肉も使い、添加物も多く使っていたそうです。

そのことに疑問をいだいたイシイ食品は、会社の方向性をはっきり決めることになりました。

1997年には「おいしさ」「安全」「ヘルシー」の食の提供を目指し、無添加調理の取り組みが開始されます。
2000年には、目指していた「二次元データコード」と「品質保証番号」を組み合わせた管理システムができあがりました。

こうして今につながる、健康的なミートボールが世に出されていったのです。

 



 

感動した食の拘り

 

今回の見学で私が感動した内容をお話しします。

まず第一に、メインとなる鶏肉と豚肉は全て国産に拘って生産されているものです。
鶏肉は全国で4つの鶏の生産者と契約しているそうですが、その一つ岩手県の株式会社十文字チキンカンパニーの鶏の飼育の様子を、ビデオで見せて貰いました。

平飼いされており、とても綺麗で清潔で健康的な鶏です。
加工の工場も今まで見たことのあるところと比べ物にならないくらい清潔でした。

ミートボールに使う玉ねぎは辛みが強く、しかし加熱すれば甘味の増す種類の玉ねぎだそうです。当然ながら農薬、消毒など独自の基準をもって、どの野菜も厳重に内外でチェックしています。(社員自ら産地に出向いてのチェックも欠かさないそうです)

ミートボールの味付けに欠かせない基本的なトマトソースは、ポルトガルのリバテージョ地方のものをペースト状で輸入。こちらの農薬のチェックも同様です。

また食品アレルギーにも配慮した製品作りで、ミートボールに使用するパン粉についても、小麦粉は国産のものを使用し、さらにアレルギー源となる卵や乳を使わないものを特別に作ってもらい、仕入れているとの事でした。
最近はアレルギーのお子さんも多いですから、これは嬉しいことですね^^

そして最後に、一番すごいと思ったのは、製造過程で一日に何度も人が実際に味見をして、品質に間違いがないか「検食」をしているということです。
機械や試薬に頼ることなく味覚を大事にすることは、良いものを大事に作ろうとされているメーカーさんではよく実践されていることなのです。

温度管理や異物が混入していないか、原料の賞味期限等々他にも様々なチェック体制を採られている中で、この「検食」がとても心に響きました。

 

試食会

 

季節によって試食の内容は変わるそうです。
私が味見させて貰った内容の一部をご紹介します^^

まず見学に来ないと絶対に食べられない、出来立てほやほやのプレーンなミートボール。

 

イシイ食品 工場見学 1

 

原料はチキン、玉ねぎ、塩、パン粉のみです。

通常原料の肉の鮮度が悪いと、これに何らかの繋ぎが必要になってきます。
ガラス越しに見せて貰ったチキンは綺麗なピンク色をしており、ホルモン剤を使って早く成長させたブロイラーと違う事は一目で分かるほどでした。
全く添加物を使わないソーセージを生産されている方も、鮮度が悪いとくっつかずソーセージにならないので、一般的には結着剤などの添加物を入れるというお話を以前されていました。
豚肉でも鶏肉でも同じことが言えるのでしょうね。

しっとりしていて、本当に美味しかったです♪
ミートボールはこの他にトマト風味、てりやき、カレー味と続きます。
お次は1.5倍のチキンハンバーグ 和風オニオンソースです。

 

イシイ食品 工場見学 2

 

チキンに見えないこの香ばしい色。
着色料はもちろん使われていません。

ごぼうサラダもあります。

 

イシイ食品 工場見学 3

 

ごぼうサラダはマヨネーズが使われているので、卵が入っています。
作るのが面倒なごぼうサラダが添加物なしなら、これは重宝しますよね。
練りワサビを少し付けると大人の味になりますよ。

ご飯も少しは食べたいもの。炊いたご飯に混ぜるだけの混ぜご飯の素。
ごぼうと生姜の混ぜご飯のおにぎりです。

 

イシイ食品 工場見学 4

 

こちらは特に忙しい時、急なお客様の時などに活躍するのではないでしょうか?
原料に使われている醤油も、原料は大豆や小麦だと言ってました。
安全に問題のある化学醤油などではありません。
(科学醤油について詳しくはこちらの記事へ↓
危険な塩酸を使えば1リットル100円以下の激安醤油が完成

私のトレーはこんな風になりました。
ミートボール各種類ふたつずつ、その他を入れた本日の試食の全てです。

 

イシイ食品 工場見学 5

 

カップに入っているのは玉ねぎ、にんじん、トマトを使い、一番オーソドックスなミートボールをソースも全て入れて水を足し、柔らかく煮込んだミネステローネのようなお味のスープです。
作り方を聞いただけでは手抜きしてるようですが、見た目は立派なスープです。
家なら冷蔵庫の残り野菜を入れたら良いですよね。面倒くさがりな私にはぴったりのメニューかもしれません(笑)

 

イシイ食品 工場見学 6

 

温めるだけではなくこんなアレンジができるのも、ミートボールも含めてソースに至るまで拘っているからですね。私たちも安心して頂けますね^^

係りの方のお話では、安全な原材料の調達が大変で、原価率も高いのでご苦労も多いそうです。この夏の台風で北海道の玉ねぎが高騰していて困るともおっしゃってました。

ここまでの拘りなら確かにそうだろうと思います。
それでも日々努力を重ね、安心できるミートボールを始め各種お惣菜を作って下さっているなんて、本当に感謝ですね。

こんなメーカーさんがどんどん増えると嬉しいですし、ぜひ応援したいですね。

最後になりましたが、イシイ食品の製品はホームページで品質保証番号を入れると、その製品の原料の産地や加工地や加工日、検査内容など全てを見ることができます。
これも消費者として安心できるシステムです。

下の方の「OPEN ISHII ~原材料・産地の情報がわかります~」から検索できます。

イシイ食品

そして見学の最後には、製品中から3つもお土産を頂いてお得な気分でした。
お近くの方は一度見学に行かれるのも楽しいかと思います^^