ペットフードは安全?栄養で見る犬の健康。ワンご飯に一工夫

大型犬でも小型犬でも、子犬の頃は特にとてもかわいいですよね。子犬のままなら何匹でも飼いたいと思う事でしょう。

でも犬の成長は早いものです。どの子犬もおおよそ1年程度で成犬になります。
人だと18年から20年ほどかけてようやく大人の体型になるのですから、犬の成長は目覚ましいものだと言えます。

その大事な成長期、子犬の餌はどのようなものを選ばれていますか?

 

子犬

 

心を込めて手作りされているかも知れません。あるいは子犬用のドッグフードという方も多いでしょう。
ドッグフードなら丁寧に調べ、安心できるものをお選びください。成長の早い犬は、思った以上に多くの栄養素が必要なのです。

 

 

ドッグフードの酸化は百害あって一利なし

 

犬の栄養学を良くご存じの獣医師の先生は、ドッグフードについてこのような事を仰います。
ドライのドッグフードの場合、栄養素も気になるところですが、フードに使われている油(脂も)の酸化が心配なんだそうです。

保存状態が悪いまたは賞味期限が近いドッグフードは、油が酸化してしまっているものがあります。

酸化した油(脂)は、人にもとても有害です。老化を早め、脳梗塞などの脳血管障害をはじめ、心筋梗塞などの心臓血管障害など、活性酸素が原因となる様々な病気の原因となります。
酸化した油(脂)は有害であって、良い事は全くありません。

ドッグフードは出来るだけ小さい袋の物を選び、いつも鮮度の良いものを選びましょう。
保存もできるだけ冷暗所に保管します。出来れば冷蔵庫がベストでしょう。

それでも徐々に油は酸化しますが、これに対処する方法があります。
それは、ドッグフードの上に生の植物油を入れるという方法です。

ごま油、菜種油、エクストラバージンオイル、紅花油などの植物がはっきりと分かる油を、ドライのドッグフードにスプーン一杯ほどかけてあげて下さい。

 

ドッグフードの酸化を防ぐ対処法

 

化粧品を落とす時にクレンジングオイルで溶かすのと同じで理屈で、酸化した油は生の油を入れる事で体外に排出することが出来ます。この時の油は、100%天然無農薬有機栽培だと一番良いですね。
手作りの方も出来上がったワンごはんに、少し油をかけると良いでしょう。

これは人でも同じことが言えます。
スナック菓子など、酸化した食品を多く食べている我々人間も、1日にスプーン1杯程度の健康的な生の油を摂ることで、老化などの害を緩やかにすることができます。

 

成長の早い犬はタンパク質とミネラルがたくさん必要

 

油ともうひとつ。
子犬の成長期には、タンパク質とカルシウムが十分にあるフードを選んで下さい。
この理由は、犬の成長スピードの速さにあります。子犬がどれぐらいの早さで大きくなるか、少し見てみようと思います。

近年流行りのトイプードルの生誕時の体重は、100g以上が理想的です。

 

トイプードル

 

平均135g~150gと言ったところでしょうか。
これが一年もしないうちに成犬の大きさとなり、平均的な体重は2㎏から4㎏と言われています。たった一年で20倍以上になってしまいます。

大型犬のゴールデンレトリバーなら、生まれた時の体重は400g前後でしょうか。

 

ゴールデンレトリバー

 

わずか生後1ヶ月で体重は約6倍にもなり、雄の平均体重は29㎏~35㎏ですから、成犬になった時の体重が35㎏で計算すると、なんと87.5倍と言う数字が出てきます。

大型犬になればなるほど、生まれた時の体重から大人になった時の体重の差が大きいのが分かりますね。これだけ急激に大きくなるのですから、たくさんの栄養が必要な事は目に見えています。

タンパク質はとても重要ですし、骨の成長にはカルシウムをはじめとするミネラルは不可欠です。特に離乳期から2か月ごろまでの子犬には、骨や筋肉を作るための栄養素はとても大事になってきます。
数百グラムで生まれた小さな子犬が、たった一年程で成犬に成長しますから納得ですね。

一方、母乳を与えているお母さん犬にも十分な栄養が必要です。

 

お乳を飲む子犬

 

何匹も子犬に母乳を与えるわけですから、相当な量が必要となります。
人で言うと、平均的日本人の大人が必要とするカルシウムは約600㎎と言われています。(実際この600㎎は摂取出来ていないのが現状ですが)

人の場合、母乳を与える母親のカルシウム摂取量は、一日に1100㎎が理想だと言われています。
ほとんどが一回の出産で一人しか生まない人間でさえ、通常の倍のカルシウムが必要なのですから、何匹も子育てする母犬ならもっと凄い量になると思います。
お母さん犬にも十分にバランスよく栄養素が揃ったフードを選んであげて下さい。

カルシウムが足りないかも知れないと思うなら、犬専用のカルシウムも売られていますので少しフードにかけてあげるのも良いと思います。
(但し過剰に与えすぎると、かえって骨の成長を阻害することになりますからほどほどに、専門の獣医師さんに相談されると良いでしょう。)

犬用のミルクも売られていますので、これを活用するのも良いかもしれません。

 

栄養は単体の栄養素だけ補給しても体内に吸収されない

 

しかし、栄養を吸収させるにはカルシウムだけではいけません。
カルシウムでも他の栄養素でも、単体では吸収しませんし役に立ちません。
下の図を少しご覧ください。

 

46必須栄養素

 

これは生きていくために必要不可欠な46必須栄養素の図ですが、(画像クリックで大きくなります)どの栄養素も

緑の線の先の栄養素がなければ体に吸収されず、
青い線の先の栄養素が無ければ役に立ちません。

人と少し違う部分があるにしろ、基本的な栄養学は人でも犬でも一緒です。

人の場合では、カルシウムを摂るなら上図にあるように、カルシウム(図の中央下の方)から出ている緑の線の先のリン、硫黄、マグネシウムが同時に入らないと、体に吸収することが出来ません。

46必須栄養素 カルシウム 1

それと同時に、青い線の先にあるリノール酸、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄が入らないと、体の中で役に立たないことが分かっています。

46必須栄養素 カルシウム 2

(栄養素の仕組みについて詳しい記事はこちら
知らなきゃサプリも効果なし!?栄養吸収の条件、46必須栄養素の話

子犬の成長を考えたら、バランスのよい色々な栄養素の入っているフードを選んであげるのが一番です。
かわいい子犬、元気で丈夫な体に育ってほしいですね。







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