先日ファーストフードの魚フライのハンバーガーを食べました。
前回記事はこちら→「ハンバーガーは不健康」は本当か?なぜそう言われるのか

白身魚のハンバーガー

とても久しぶりだったので、レタスも入っていないことに驚きを隠せませんでした。

*前回記事まとめ*脂質と添加物が中心

バンズに使われている食品添加物はイーストフード、乳化剤、ビタミンC、保存料が使われていました。

タルタルソースはどう見ても色も薄く、原材料や成分に制限のあるマヨネーズではなく、添加物が多く使われている半固体状ドレッシングのようでした。(半固体状ドレッシングであったなら、乳化剤、着色料、酸味料、香料などを使い、より安く、限りなくマヨネーズに似せたものを作ることが出来ます)

あまりにも栄養がない上に添加物が多いファーストフードのハンバーガー。アメリカ在住の栄養士100人に「ファーストフードのハンバーガーはひと月にどれぐらいを目安に食べるのが理想か」と質問すれば、それに対し100人のうちの45人が「ひと月に0が理想」と答えています。
(週に1回かまたはひと月に1~2回なら大丈夫と答えた栄養士は28人)

この回答は当然であり、この食品の健康面から見た内容がどのようなものかがうかがえます。



栄養がなく高カロリーの食事は子供の脳を破壊する

ハンバーガー大国であるアメリカの公認臨床栄養士のキャロル氏の著書の表紙は、まさしくハンバーガーの写真です。

クレージー・メーカー―脳を壊す食品をなぜつくるのか

栄養のなさとカロリーの高さが子供の脳にいかにダメージを与えるのか、目次からも読み取れます。

クレージー・メーカー 目次 
出典 クレージー・メーカー―脳を壊す食品をなぜつくるのか
ハンバーガーでは、体に絶対必要とされるビタミンとミネラルはまず摂れません。加えて脂質が多くカロリーが高すぎます。この本には他にも、子供の脳に影響する様々なジャンクフードについて書かれています。興味のある方はご覧になってみてください。

ハンバーガーで人体実験

ハンバーガーと言えば、世界でも有名なファーストフードのハンバーガーチェーン店を題材にした映画があります。2004年に公開されたアメリカのドキュメンタリー映画で、監督・主演はモーガン・スパーロックの「スーパーサイズ・ミー」です。

ファーストフードは体に良いか悪いか。

ひと月30日、毎日朝昼晩の食事をファーストフードのハンバーガーと、そこで売られている飲み物だけで済ませるというまさに人体実験のような映画です。

映画がスタートする時のモーガン・スパーロック氏は、全く健康そのものの状態でした。
しかし3日目には体がファーストフードを受け入れられずに吐いてしまい、後半には肝臓、コレステロール値の上昇でドクターストップ。にも関わらず、見事30日もの長い期間ファーストフードだけで過ごしました。



人体実験の結果は予想を超える最悪の結末

映画の実験結果、30日で体に起きた変化がこちらです。

体重は11キログラム増。
脂肪肝になり、
コレステロール値は65ポイント上昇。
体脂肪率は11%→18%に上昇。

これによって心臓病の危険性は2倍になり、心不全の危険性も同じく2倍になりました。

この実験でモーガン・スパーロック氏が30日で摂った砂糖の量は13㎏で、一日に換算すると450gになります。脂肪分は30日で5キロ摂取した計算になりました。

本当に体を張ったドキュメンタリー映画でした。
しかし、これは凄いなとただ単に映画を観てはいられません。

冒頭でも書きましたがアメリカの栄養士100人のうち45人が、ファーストフードのハンバーガーを食べる回数は「ひと月に0が理想」と答えています。100人のうち95人が肥満問題の重要な原因とも答えています。映画では、健康な人がたった一か月で病人になる事がはっきりしました。

ハンバーガー

このような食事を子供に多く摂らせる事は大変危険です。日々の手作りのご飯がいかに大切か、よく分かります。

日々の手作りご飯に感謝

多くの人がお母さんが毎日ご飯を作るのは当たり前だと思っています。大体の人は感謝の言葉を口に出して言ったりしません。

確かに家事は地味な仕事ですが、しかし毎日食事の支度をしているお母さんにこそ感謝すべきだと私は思います。
お母さんは何も見返りは求めません。「美味しい」の一言だけで十分なんです。ぜひ感謝を伝えてくださいね。

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