和食、特に寿司好きの我が家では手作りのお寿司がよく登場します。
用意を簡単に済ませるなら手巻き寿司。材料を切るだけなのに豪華に見えます。
海鮮丼、稲荷寿司、巻き寿司、鯖寿司…と、年中寿司が食卓に出る我が家です。
お寿司と言えば、生姜甘酢漬け「がり」も欠かせません。
我が家ではほぼ毎年、生姜甘酢漬けを手作りしています。今回はそのレシピと、その前に一般的な売られているガリの添加物についても見ていきたいと思います。
添加物の数の方が多い
手作りしている理由はまず市販のものが我が家には甘すぎる事と、不必要な添加物を摂りたくないからです。
久しぶりに手にしたスーパーの生姜甘酢漬けには、たくさんの添加物が入っていました。
しょうがと漬け原材料以外は全て添加物です。原料の生姜は中国産と書かれていました。
このような生姜の甘酢漬けはスーパー、コンビニのお寿司に添えられていたり、低価格の回転寿司に置かれていることが想像されます。安く作られるはずだからです。
この生姜甘酢漬けの酸味料と、調味料(アミノ酸等)は一括表示ができる添加物です。
一括表示とは複数の添加物をひとまとめに表示することを言います。一見しただけではひとつの添加物に見えますが、いくつの添加物がその中に入れられているかは分かりません。
(詳しくはこちらの記事へ↓
一括表示とは!?知らずに健康を損ねる前に知るべきこと)
膀胱がんの促進物資
甘味料のサッカリンNaは一時期大変問題視された添加物です。一旦は厚生省が使用を禁止しましたが、また使用を許されました。
動物実験により弱い染色体異常の誘発性、雄ラットのみにおける膀胱ガンの発生などが見られています。
出典 食品安全委員会 加工して作成
成分の影響は予測であり確実ではない
また保存料として入れられているソルビン酸K。
かまぼこ、ちくわなどの練り製品、ハム、ソーセージ、漬物と使われている食品は数多くあります。
食品安全委員会によれば敏感な人では何らかの症状が出たともされていますが、正確な評価はできないと結論づけられています。
ラットの半数が死亡する分量などは判明していますが、人が食べても最終的には水と二酸化炭素になると予想し、特段問題ではないとされています。
しかしこれらは「予測」であり確実ではありません。
確かに人の食品への添加量はごく微量かもしれませんが、危険だと見る専門家も居るので安全性が確立されるまでは要注意かと思います。
安全性が不安な着色料 赤102 赤106
着色料として入れられている赤102は、人に対して蕁麻疹などアレルギーを起こすことが知られているタール系色素です。長期的に使用すると発がん性があるとも言われています。
赤106も安全性の評価が少ないタール色素です。
こちらも長期にわたって使用すると、発がん性や変異原性の疑いがあると言われています。変異原性とは、DNAや遺伝子を変化させたり傷つけることを言います。
これは重大なことなので、更なる調査を進めてもらいたいところです。
このどちらのタール色素も禁止としている国も多く、そういった観点からも、安心できかねる成分ではないかと思います。
ここまで知ってしまうと、安易に生姜甘酢漬けは食べる気はしません。
なので超簡単にできる生姜甘酢漬け、がりは、うちでは手作りすることにしています。
超簡単 生姜甘酢漬け(がり)レシピ
作り方
新生姜・・・500g
塩・・・・・20g
酢・・・・・2カップ
砂糖・・・・1.5カップ
新生姜は6月頃からと10月頃にも手に入ります。
新生姜は洗って薄くスライスしたら、適当に塩をふりかけしばらく置きます。
調味料を全て鍋に入れて一度沸騰させます。
別の鍋にたっぷりのお湯を沸かし、置いていた生姜をさっと熱湯にくぐらせ、ざるなどにあげて素早く水気をきったら、熱いうちに調味料に漬け込みます。
作業はこれでおしまいです。
沸騰させた調味料を耐熱ガラスの容器に入れておくと一番良いかと思います。
漬けて直後はこんな色ですが、一晩常温で放置したら薄いピンクに色づきます。危険なタール系色素などなくてもいい色に染まります。
甘味はお好みで調整すると良いですね。
うちは今回も砂糖はザラメを使いました。
一回作ると後は冷蔵庫で一年は持ちますので、新生姜の出る時期に一年分作り置きしておくと良いですね。