化学物質にしても何にしても、目に見えないものは分からない故に怖い気がします。
色々心配されている中で、電磁波もその一つではないでしょうか。

電磁波 イメージ

電子レンジがいけないとか携帯電話は子供に使わせてはいけないとか、様々な意見がある中で、今回は私なりに電磁波について調べてみました。

磁界 電界(電磁波)の種類

磁石や鉄道、IH調理器、TV,携帯、BS(衛星放送)、レントゲン等々…電磁波の発生源は様々です。
そして電圧のかかっているものの周りには電界というものが発生し、電気が流れているものの周りには磁界というものが発生します。

磁界 イメージ

この電界が磁界を生み、磁界が電界を生むという流れが一般的に言われる「電磁波」と言うものです。目には見えないけれど電磁波という名前の波の事なのですね。
そして発生源により波の長さや強さは異なります。

どんな山奥に住んでいても地球に住んでいる限り、最低でも地磁気という磁気は付いて回ります。磁気から逃れる事は不可能です。



電磁波についての安全性には意見が食い違う

そんな中で、

電磁波による人体への影響
出典  電磁波と上手く付き合おう 加工して作成

このような研究者による電磁波の危険性の研究発表を載せているところもあれば、数々の研究発表には疑問があり、電磁波との関連性を確実に結論付けるのは不可能であるという見解もあります。

しかし電気は安全だ、あるいは危険かはわからないという意見は、電気を販売する側のものです。電気を売る会社が、自分の製品である電気を危険だと言うでしょうか?

電磁波の安全性は研究段階

送電線の大きな鉄塔が堂々と市内に立っている大阪府門真市の白血病(特に子供)や癌の発生率が多い事は有名な話です。
経済産業省によると、電磁波は人への短期的な影響がある事は分かっています。

電磁界による健康影響 (1)
出典 経済産業省 加工して作成

 

長期的な暴露については、確実な証拠は見つかっていないとしていますが、かと言って健康影響が確実にないという根拠を見つけることもできないとしています。
また、研究例として対象者選択の偏りがあるとしながらも、磁界暴露と小児白血病の関連性を示唆しています。
まだまだ研究がなされないと、結果は出ないようですね。

 

電磁界による健康影響 (2)
出典  経済産業省 加工して作成

 

人間の体も微弱な電流が流れる事で、神経の伝達が行われたり、心臓が動いたりしています。
なので一概に電気が悪いものだとは言えないのだと思います。

安全と言い切れないグレーゾーン

しかしながら、このように意見の食い違いばかりで、誰も絶対に安全と言い切ることができない電磁波については、私はグレーゾーンかと思います。食品や日用品の添加物などと同じですね。後者も安全と言い切れるものはほとんどないのです。

電波

アスベストの時のように、後から「やっぱり危険でした、リスクがありました、これが病気の原因でした」と言われても、時すでに遅しということも現実に起こっていますよね。
ならば、グレーゾーンのものには注意が必要だと思います。

テレビすら各家庭に無かった時代、三種の神器と言われた庶民の憧れの白黒テレビ、炊飯器、洗濯機が、まだ普及していなかった頃。
現代のようにこれほどまでに小児がんが多かったかと言うと、そうではなかったことを考えてみてください。

電化製品まみれの生活に、ひょっとしたら問題があるのかも知れません。

電化製品

病気は菌やウイルスという原因のはっきりわかるものもあれば、単独ではなく色々な原因が重なって病気になる事もあります。

電磁波だけが作用するのではないかも知れません。
しかし病気の要因の一つになるのかも知れません。

電磁波の研究はまだまだ確立しておらず、国もそれ程積極的ではないようですが、このことを頭に留めておいても損はないかと思います。

我が家で最低限している電気対処

グレーゾーンではあっても、将来の病気の原因になる可能性のある電磁波。
自分の家族の身を守るべく、自分なりにですが電磁波に対する対策はしていこうと思っています。

調べてみるとこちらのサイトは電磁波を抑える商品を扱っているようです。
電化製品を選ぶときに参考になりそうですね。

電磁波と上手く付き合おう
電磁波と上手く付き合おう

ちなみにうちでは電磁波の危険性を知ってから電子レンジは使うに使えず、ずるずると未だに捨てずに置いています。
冬でもホカホカカーペットは使っておらず、ガスの床暖房です。ストーブもエアコンではなくガスストーブ、電気毛布も使わず羽毛布団…こんな生活なので、暖房は入れなくて済んでいます。電気を減らしても結構快適です。

ちなみに犬の寝床は、冬場は湯たんぽを使用しています。
自分にできることをちょっとずつですが、これだけでもだいぶ電気を避ける生活ができるでしょう。